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Thailand (Chiang-Mai) ブログトップ

Domestic Flite to BKK @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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午後の遅い時間になってもやる気の衰えない日差しに抗いながら、さらに東へ。

チェンマイの最新スポットができた、という話を聞いていた。
東の郊外へ向かう道沿いに巨大なショッピング・モールがオープンしたらしい、
暑さから逃げ、そこでエアコンに浸るのもいいかも、と思い、バイクを走らせた。

『Mae Ping(ピン川)』にかかる『Nakon Phin(ナコーン・ピン橋)』を渡り、郊外方面へ。

広い大学の敷地沿いを走ると路地に人が行き来していた。
気になってバイクを止めるとその道は封鎖されていて、その先にはオープン・マーケットが伸びていた。
週末だけフリー・マーケットが催されていることはネットの情報で知っていたが、それに出会うとは。

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バイクを止め、歩いてみるとそこはまさに「Frea Market」、(写真2)
路面にガラクタや骨董品が並び、時折、手作りのお菓子や飲み物が売られていた。

そういえば今日は土曜日だ、地元の人も散歩がてらブラブラ、のどかな場所ののどかな時間。
手作りレモネードを買い求め、水分補給しつつ、端から端まで歩きつくしてはみたものの、出物はナシ。
エアコンが恋しくなるばかりでバイクに戻り、エンジンをかけた。

郊外へ続く広い道の途中、巨大なショッピングモール『セントラル・フェスティバル』が現れた。

それまで寺や市場を眺めていたせいか、煌びやかなモールは異質に思え、まさに「現れた」という感じだ。
有名スポーツショップなどをヒヤカして歩いたが収穫はゼロ、
目に留まったマンゴ・シェイク30Bで熱を冷ましただけで、バイクに戻った。

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『ピン川』の東岸沿いの道を南下して行く。

「適当なところで右折すれば元に戻るよな」と南下を続けていたら、川を横切る橋が一向に現れない。
少しばかりムムム、なるもまだまだ時間に余裕はあり、
マズければUターンして来た道を戻ればいいやと積極的に迷い、走り続けることにした。

さすがの橋の無さ加減に不安になりかけた頃、大きな交差点から川への橋、右折して川を渡った。
手持ちの市内地図からはとっくにはみ出ていて、その交差点がどこに当たるのかもわからなかったが、
近くにあったホテル名で後から調べると、どうやら『Mangrai(マンラーイ橋』だったらしい。

今度は川の西岸を走る形で北上を続けた。

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途中、門前で人を下ろすクルマがちょっとした混雑を巻き起こし、人の往来が多い寺院に出会った。
バイクを止め、中に進むと行き交う参拝客が多く、境内は賑わっていた。
廃寺がある一方で多くの参拝客を集める寺がある、これも信心深く熱心なタイの人たちの生活の一幕だ。

奥に進むと川に面した敷地から魚を放流できる一角に人が集っていた。(写真4)

これはタイでよく見る風習、宗教的な行為で捕らわれた鳥や魚を逃がすことで「徳を積む」というやつだ。
ここでは小さなバケツに入った魚を人々が祈りながら、川に放していた。
カゴに入った小鳥を逃がすシーンはよく見かけるが「魚バージョン」を見たのは初めて。
余所者にはわかりづらい宗教的な慣習、同じ仏教徒でも日本とはかなり色合いが異なるわけですね。

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城郭エリアに戻り着き、預けてあったバゲージをピックアップするため、宿を目指した。

「バゲージ、取りに来たよ~」

そう声をかけると子供にお菓子を食べさせていたミットさんが奥からバゲージを持ってきてくれた。
17時前、12月だというのに日はまだ高く、19時のフライトにはまだ早かったが、
オフィスを閉められてはかなわないので早めのピックアップ、ただしそのことは言わないでおいた。

「また来てよね、待っているよ。バンコクまで気をつけて」

そんな言葉をもらい、彼とその奥さんと握手をして別れた。
キャスターバッグをスクーターのフロアに置き、ナイト・マーケット近くにあるバイク屋を目指す。
途中、連日通ったジュース屋でスイカ・ジュースを購入、「毎日スイカジュース」でシアワセ過ぎる。

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「戻しに来たよ~」

店先にバイクを並べ、なかに進むと店のオバチャンが「ここにお座り」とイスを差し出してくれた。

「お茶、飲むかい?」

子供にご飯を食べさせる支度をしていた別のおばちゃんがそう問いかけてきた。
買ったばかりのスイカジュースを持ち上げて見せると、頷いてくれた。
このバイク店はどういうわけか女性しか働いていない、まあ、東南アジアではよくあることか。
手際よくデポジット(保証金)代わりのパスポートを戻してくれ、領収書代わりの書面も出してくれた。
旅先ではこういう手際のいい人たちに大いに頼ったほうがいい。(写真6)

「空港まで、ラクに行く手立てあります?」

時間があったので通りでソンテウ(乗合トラック)でも拾うつもりでいたが、なんの気なしに尋ねてみた。

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「安いのはソンテウだけど。メンドウじゃないのはトゥクトゥクね」

そう言いながら店先に腰かけ、テイクアウトのご飯をかきこんでいた男性にタイ語で呼びかけた。
「アンタ空港まで行ける?」おそらくそんなことを言ったのだろう。

「150バーツで行く、って言ってるわよ」

観光客はあまり知らないがトゥクトゥクは意外と安くない、なので空港への選択肢には入れていなかった。
なにせ到着時のタクシーが150バーツ、距離があるとはいえ、やはり割高な感じがした。

「う~ん、100バーツならお願いするけど??」

ダメモトで大幅値切りをしたうえで英語のわかるおばちゃんに伝えると、すぐに答えが返ってきた。

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「あの人、それで行くみたい」

100バーツでアッサリ商談成立、荷物抱えてソンテウ乗り場を探すことを考えれば、悪くないか。
男性は小さなレンゲを置き、プラスティックの器にフタをし、イスの上に置くと「乗れ」と促した。

「え? 時間あるから、ソレ、食べ終わってからでもいいぜ?」

こちらの問いかけを待つまでもなく、男性はトゥクトゥクのエンジンをかけた。
空港への道は意外と混んでいて、トゥクトゥク・ドライバーの彼はイラつきながら運転していた。
時間帯からすると夕方の通勤ラッシュだろうか、それでも15分で『チェンマイ空港』に到着した。

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「ばんこくえあ、アッチダヨ」

航空会社名を言うとと一番近いドアの真ん前で止めてくれ、カウンターを指差し、教えてくれた。

バンコク・エアのチェックイン・カウンターは空いていて、ボーディング・パスはすぐにやってきた。
出発までは1時間半ほど、ラウンジにシャワーはないだろうが汗を拭き、シャツを着替え、
ゆっくりコーヒー傾け、メール・チェックするぐらいの余裕がありそうだ。

夕食はバンコクに着いたら、食べるとするか。


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Continuous Temple @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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チェンマイ大学のキャンパス前から水路沿いの通りへ戻った。

街の西側に位置する『Pralu Suan Dok(スアン・ドーク門)』を左に折れ、城郭を時計回りに巡っていく。
西北の角を曲がるとすぐに大きな木造の本堂を持つ『Wat Lokmoli(ワット・ロークモリー)』が現れた。
さらに北の門『Pralu Chang Phuak(チャーン・プアク門)』の先には
『Wat Chiang Yuen(ワット・チェン・ユーン)』、
『Wat Papao(ワット・パーパオ)』と大きめの寺が手ぐすね引いて待っていた。

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寺を見つけ、バイク止め、境内を回り、写真を撮って、と唐突に忙しい。

メイン・ディッシュをやっつけた後、サイド・メニュー、つまりめぼしいものを探しながら境内を一周、
本堂では靴を脱いで祈り、裏手まで回って画になるものがなければ、またバイクに跨った。

『ワット・ロークモリー』ですでに汗だくだったが、
その後の寺でもこれを繰り返すので、すっかり汗まみれになっていた。
おまけに停めている間にバイクのシートはたっぷり熱くなっているし、
汗が乾くほど距離を走らずに次の寺がやって来て、また歩き回ることに。
持参したウェット・ティッシュが多少の救いになっていた。

北側の寺々には観光客の姿が多かった、ここは街から距離が近く、自転車などでも来やすいからだろうか。
あるいはデイ・ツアーなどで立ち寄るのに都合がいいのかもしれない。

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ブログの写真を見返してもらうとわかるのですが、
撮るときはあまり人物を入れずに撮ることにしてます、はい。
地元の市場や生活シーンではフンイキを伝えるために地元の方々を入れ込んでますけどね、
それ以外はなるべく「人ナシ」の風景を切り取るのが撮影モットー。

え? 人がいたらどうするって? 「待つの」(はい、ここで音楽)
人を入れずに写真撮るって、けっこうメンドくさいんですぜ。
もっとも時間の縛りがないのんきな一人旅ですから、人がいなくなるまで待てるんですけどね。

お立ち寄りの際、気にいった「写真」などあったら、ご遠慮なくコメントくださいませませ。

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考えてみたら一番熱い時間帯にハゲシク動き回っている、とてもカシコイとは言い難いが、
出発までの時間に縛りがあるからしかたなし、滞在中にダラけていたツケが回ってきた証拠かな。
すみません、夏休み最終日まで宿題しないタイプです。

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ああ、彼らのように日陰の冷たい石が恋しい、なんて思ったけど、
午前中はたっぷりエアコン漬けでダラケていたっけ、猛省猛省。

20バーツのスイカ・ジュースでエネルギー充填、これでまた動き回れるぜ。

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Dazzling Temple @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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12月5日 -Day4-

きっぱりと晴れて、タイらしい熱さが戻ってきた、もはや「暑さ」でなく「熱さ」だ。

チェンマイはバンコクよりも北にあって標高も高いから涼しい、なんていったのはダレ、
と怒鳴り込みたくなるぐらい陽射しが「熱い」、暦が12月を示しているのにおかまいなしだ。

この日はバンコクに移動する日、つまりはチャンマイの最終日。
まずは近所で軽めの朝ご飯を食べ、部屋に戻った、なにせ午前中だというのにすでにエアコンが恋しい。
11時までのんびりと部屋で過ごし、バゲージをまとめ、チェックアウトへ。

「お世話になりました、支払い遅くなっちゃた。それとこれ、夜まで預かってくれます?」

チェックアウトの時でもいいよ、という言葉に甘え、
450Bx3泊分の1,350B(≒4,000円)を今、支払った。

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領収書を受け取った後、リュック・タイプのキャスターバッグを差し出した。

「かまわないよ、何時頃にピックアップ?」

「フライトが19時だから、17時過ぎで間に合うでしょ」

「そうだね。18時までオフィスは閉めないからダイジョウブ。また誰も居ないと悪いからね」

チェックインの際のことを覚えていたらしい、バゲージを受け取りながらミットさんはジョークで返した。

「じゃあ、またあとで戻ってくるね」

これで出発まで荷物ナシ、身軽になったのはいいが居場所もナシになった。
それよりも今宵発つというのにまだ数ヶ所の市場しか出向いていない。
バイクを借り出したくせに疲れと雨に引きずられ、ろくすぽ観光スポットを巡っていない。
サングラス越しに空の青さを確かめ、日没までバイクで走り回ることにした。

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昨夜は屋台のオンボロ椅子でノンビリ夜の時間を過ごしていたが、
ポツポツと雨が落ちはじめたため、急き立てられるように宿への道のりを飛ばすことになった。
雨脚との追いかけっこに競り勝ち、部屋の中から激しい雨音を聞いている間に眠りに落ちてしまった。

しかし日付が変わった頃、胃袋に起こされた、空腹とのせめぎあいがはじまり、すっかり寝つけない。
おもむろにバイクのキーをひねり、空いている屋台を探し、走った。
夕食を食べたチャンマイ門市場の屋台は暗闇に閉ざされていたが、
外れにポツリポツリと屋台の灯り、そこで雨上りの涼しい風に吹かれながら、麺をすすった。
カメラバッグも置いてきていたのでホントに気楽、「センヤイ・ナーム」30バーツの夜食タイム。

それにしても部屋でゴロゴロして、オナカ空いたらバイクで出かけって、
これじゃあ日本の生活と同じじゃねえか、チェンマイまで来てナニやってんだか。

やる気全開の青空に負けないよう、こちらもやる気を振り絞り、
地図にある城郭外の寺をシラミ潰しに巡ってみることにした、なにせこちらには相棒がいる。(写真2)

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まずは宿に近い『スアン・プルン門』の南、城壁の外側にある小さな寺を巡ってみることに。
ところが地図にあるはずの寺々はそこにはなく、
住宅が軒を連ねる合間に朽ちた遺跡のような石積みの寺らしきものがあるだけだった。
いわゆる「廃寺」だ、どういう事情で「廃された」かはわからないが、
すでに寺としての役目を終えたそれは生活に埋もれ、情感に満ちていた。

チェンマイの中心地は四角い城壁に囲まれ、その周囲を堀が巡っている。
その水路に沿うように広い車道が走り、行き交う交通量も激しい。
その流れに従い、城郭の西側に進み、チェンマイ大学の方面へ走った。

途中、白に煌めく寺に吸い寄せられ、バイクを止める。
白で覆われた仏塔が並ぶ寺『Wat Suan Dok(ワット・スアン・ドーク)』(写真3)、
あまりに仏塔がキレイな白に輝いていたので、てっきり新造の寺かと思いきや、
案内版によると500年前(!)に建てられたという、見くびってしまいすみません。
それにしても直射日光の下だと、目を開けているのがシンドイほどの白だ。

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眩い白さを後に走り出すと大学のキャンパスの向かいにはバイクが溜まっていた、
てっきり通学の学生が停めているとかと思いきや、学生とは異なる風体の人たちが停めていく。
気配を感じ、バイクを停め、人の流れを追うと奥には小さな市場が開けていた。(写真8)
小規模な地元市場は昼を前にしていたが、客は少なく、店の人たちもやる気が薄く、お昼寝モード。

この天気、この暑さじゃ、シエスタに限るよね。

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Wat Suan Dok

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Moderest Rainy Day @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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12月4日 -Day3-

朝から雲行きがアヤシイ、空は今にも降り出しそうな顔色をしていた。

どうも疲れがカラダの芯まで染み渡っているようで、朝も昼も食事を摂らずに寝入っていた。
時折、屋根や地面を叩く雨音に起こされはしたが、空模様を言い訳にベッドを離れずにいた。
バイクを借りたというの出かける気力が沸かないとは。

昼飯時を過ぎたあたりで、さすがに起き出し、シャワーを浴びたが、
空はバイクで出かけられるような状態ではなく、買ってきたパンと文庫本に齧りついていた。
ナマケモノ旅行者全開、エアコンの効いた部屋での読書はこれはこれでシアワセでもあるのだが。

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夕方になった頃、降り飽きた空のご機嫌を伺い、出かけることにした。

宿に近い『スアン・プルン門』を水路沿いに東に進むと『Pralu Chaing Mai(チェンマイ門)』がある。
そのそばに小さな市場が広がっていることを昨夜の帰り道に見つけていて、そこを目指すことに。
バイクで走る距離ではないが、歩くとチョット遠いのだ。

小さな市場は『チェンマイ門』前の道路に沿うように伸びている。

仕事帰りにご飯を食べていく会社員、家族にオカズを買って帰る主婦、暑さしのぎにブラ着く家族連れ、夕食前の時間帯に雨上りの間隙を狙ってか、市場は混み合っていた。
歩道の半分はバイク置き場と化していて、車道にまで及んでいるので大いに歩きづらい。
それでも行き交う人たちは馴れた感じで巧みに肩を交わしながら、店々を眺め歩いていた。

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オネエサンが手作りしていた「ソム・タム」がフレッシュでおいしそうだったので迷わず注文。

「1つ、お願い! アッチに座ってます」

「スパイシーにする?」

「ノー・スパイシー&ノー・パクチー!」

「OKカー」

タイの人の言葉に乗って、「スパイシー(=辛く)」に乗っかるとトンでもないことになる。
いくら辛いモノに慣れているといっても、こちらの辛さは普通じゃないのだ。
ついでに思い出したので、パクチーも抜いてもらうことにした。

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ちなみにツアコン時代は「納豆以外なんでも食べられる添乗員」を自負していて、
中国のヘビだろうが、オージーのワニだろうが、ペルーのクイだろうが、率先して食べました。
ツアーではまずはツアコンさんが食べないとお客さんが手を出さなかったりするんですね、
その部分ではスキキライがないのは仕事の助けになってたかな。

「ニホン出れば、キライなモノな~いデス」なんつってましたが、
実は納豆同様、「香りモノ」がニガテ。
ミョウガやセロリ、それにパクチー、シャンツァイ(香草)などニオイ立つものが好みじゃないのですが、
炒め物やサラダなどに刻んで入っていたら、避けるのがイヤなので食べちゃう程度の「キライ」レベル。
ちなみにシソやパセリは大好物、ブルーチーズも大好き、境界線が自分でもよくわからん。

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事前に頼めるなら「シャンツァイ、プイヤオ(香草、没有)」なんて言いますけどね、
大概は忘れて「あ~あ、言い忘れた」ってナガレで食べちゃいます。

ちなみに「パクチー」は解毒効果があるので、旅先では食べたほうがいいようですよ。
こっちでは日本でのブームのように「増し増し」では食べませんけどね、アレはどうかと思うぜ。

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市場の中心部には屋台が並び、その背後にテーブルが置かれていたのでそこを陣取った。
座りはしたが「ソム・タム」だけで夕食に足りるはずもなく、目の前の麺の店と炒め物の店を検分。
作りはじめた炒飯がおいしそうだったのでそれに飛びついた。

「こっちにも『カオ・パット(タイ式炒飯)』ひとつね~」

中華鍋を振るオジサンにそう声をかけ、座っていたテーブルを指さした。
席に戻ると「ソム・タム」が登場、迷わず頬張った。

見た目通り、フレッシュでうまい。(写真6)
スパイシーにしなくて正解だったが、刻んだパクチーは入っているようで、それもうまかった。

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「はい、『カオ・パット』」

おばちゃんが持って来た炒飯=「カオ・パット」に期待が募ったが、
こちらはハズレ、家で作ったチャーハンというかヤキメシ状態、油べっちゃり残念無念。

屋台の向こうを行き交う人を眺め、のんびり夕食の時間。
なにもしない旅先の一日を反省しつつも、こういう小さなひと時で一日が充実した気分になっていた。

「ねえ、帰るよ~」

席を立ち、声をかけるとそれぞれの店からお金を取りに来てくれた。

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屋台では料理を持って来た際に支払うパターンと帰り際に払うパターンのどちらでもOK、
先に払うのも後で払うのも、客の好きなように対応してくれる。
メンドくさかったり、不安ならば注文時に店先で払ってしまうのもアリだ。

食い逃げが発生しそうなやり方だが、フシギとそんなシーンは見かけたこともない。
「ソム・タム」40B、「カオ・パット」50Bの安上がりな夕食、帰りにスイカ・ジュースでも買おう。

『Talat Pralu Chaing Mai(チェンマイ門市場)』の夜が更けていく。


Talat Pralu Chaing Mai

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Modest Happiness @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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12月3日 -Day2-

窓の外に見える空は少し曇っていて、気温は昨日よりも落ちているようだった。

そんな外気に関係ないエアコンが効いた快適な部屋で、昼前までノンストップで目覚めなかった。
昨日の移動の疲れに加え、深夜の街歩きの疲労が重なったのだろう、
あるいはベッドに細工がしてあって、一定の時間まで縛りつけられていたのかもしれない。
腹が減ったことでようやく起き出すことに成功し、熱いシャワーでしっかり目を覚ますことにした。

昨夜はローカル・マーケットを堪能したことで、切れかけた気力を充電することができ、
混沌の『ナイト・バザール』への再突入を試みることができた。
滞在中の足を確保するべく、数軒のレンタル・バイク店を回り、相場を確かめ、
乾いてはスイカ・ジュースで補い、香りに誘われては串焼きを屠り、見知らぬ街を歩き回った。

「それ、ウマイの?」

タイでお気に入りのイカの串焼きを路肩の屋台で頼んでいるとヨーロッパ系の男性に話しかけられた。

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「イカですよ、好きなんです、コレ。頼んでみます? こっちのフィシュボールも美味しいですよ」

屋台のニイチャンは寡黙に徹し、焼き鳥スタイルのゲソ焼きとイカ焼きを焼いてくれている。(写真2)
ウイーンから今日着いた、という彼の代わりに注文するとニイチャンはニヤリと笑って見せた。
これじゃあまるでサクラみたいだなあ、と思ったが、口には出さないでおいた。

「辛いのは平気? 今日来たばかりなら控えめがいいかな?」

「わからないなあ、この国で初めて口にするものだから」

屋台の串焼きは目の前で焼き直し温めると、串から具材を外し、「金魚袋」に落とし込み、
そこに刻んだチリやパクチー、ナンプラーなどが混ざったタレをまぶし、新しく刺した串で食べる。
形こそ日本の焼き鳥に似ているが、仕上がりはまったく別モノ、食べ方も大いに異なるのだ。

「こういう気軽さがこの国の楽しさだね。ありがとう」

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焼けるのを待つ間、互いの旅程などを語り合う、彼はいきなりチェンマイに乗り込んで来たらしく、
初めての「タイ」に戸惑いながらも楽しくて仕方がないようだった。
オーストリアからの道のりと比べると日本からの乗継便などカワイイもの、こちらの話しはどうでもいい。

最後に金額を伝え、立ち去ろうとすると、英語がニガテな屋台のニイチャンは親指を立て、笑顔をくれた。
旅先のこういう瞬間がオモシロイ、おそらくそれに出会いたくて旅を続けているのだ、きっと。

地図も持たないまま、暗闇にぶつかっては戻り、行き過ぎたと感じたら迂回し、夜の街を歩き続けた。
ホテルに辿り着いたのは日付が変わってからだった。
歩き過ぎたせいでフライトで硬くなったカラダはすっかり解れていたが、両足はしっかり固くなっていた。

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バンコクよりも北にあり、標高が高いのでチェンマイは冷える、と聞いていたのだが、
昼過ぎの外気は東南アジアの表情丸出しで遠慮なしでまとわりついてくる。

近所の出店でオカズ数品目をご飯に乗っけてくれる「ぶっかけご飯」をテイクアウト、大盛りで45B。
暑さにすっかり尻尾を巻いてしまい、おとなしくエアコンの効いた部屋で食べることにした。
食後は耳も垂らしたまま、この「外気隔離室」で読書にふけることにした、持参のコーヒーを淹れて。

合間に思い出したチェックインをしに降りた、といってもこの宿にはフロントがなかった。
正面が旅行代理店のオフィスになっており、合わせてホステルも経営している形なのだ。

「昨日は悪かったね。僕はミット、ヨロシク」

「いや、部屋に入れたからかまわないよ」

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握手を交わし、吹き抜けのオフィスでチェックインの手続きをしながら、他愛のないハナシをする。
彼の英語が流暢なのは嫁さんがフランス人らしい、奥の間ではその奥様が赤ちゃんをあやしていた。

「夜はお客が来ないからここは閉めちゃうんだ」

「このバイクはレンタル用? あと支払いは両替に行ってからでもいいかな?」

「チェックアウトの時でもかまわないよ。バイクは必要なら言ってくれればOK、200バーツだよ」

店先に置かれたスクーターは残念ながら相場価格、ただ返却が楽なので候補に入れておくことに。
市内の地図をもらい、スーパーや市場の場所、オススメの両替店を印してもらい、部屋に戻った。

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陽が落ち、「隔離室」から一時外出の許可を出しても安全そうだったので『ナイト・バザール』へ向かう。

滞在の安宿は『Pratu Suan Prung(スアン・プルン門)』のそば、そこから北に上がり、
メインの『Ratchamnoen Rd.(ラチャダムヌーン通り)』を東に抜けていく。
時折、「バイク」「レンタル」の表示を見つけては値段を尋ねるが200~300Bと思わしくない。

『ターペー門』を抜け、『ターペー通り』を歩き、『Chang Klang Rd.(チャン・クラン通り)』へ。

チェンマイ名物の『ナイト・バザール』はこの『チャン・クラン通り』を中心に広がっている。
レートのいい店で6,000円を両替、1,780Bを確保。(1B≒2,97と円レートはイマイチ)
キャッシュもできたので昨夜、目星をつけていたバイク店へ、ここは1日レンタルで150Bだったのだ。

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「バイク1台、一番安いやつをお願い」

「OK、何日?」

「2日間。5日の夜まで」

「ガスは1Lぐらいしか入ってないから、自分で入れてね。2日間で300Bよ」

店のおばちゃんはそういういうと手慣れた感じで書類を作成し、ヘルメットを選ぶように言ってきた。
国際免許は持参していたがチェックはナシ、無免だろうがなんだろうが自分の責任の範疇だ。
ひとまず30分ぐらいの道のりを歩かず、宿に帰れることで気も足もラクになった。

まずはガソリンを補給、2Lで50B、バイクの差額分でガス代が出た、歩いた価値があるってもんだ。

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あてもなくバイクで走り、街の形を掴んだところで宿に戻った。

シャワーを浴びて、晩飯に出るかと思い、ふたたびバイクにまたがったのだが、
宿の目の前の通りに出ていた出店が気になった。
「カオ・カー・ムー」の屋台が地元の人を集めている。(写真5)

タイ定番の豚の煮込み料理、ホロホロに煮崩れた豚肉に脂と甘辛いタレが絡みつき、ご飯が進むのだ。
カオ=ご飯、カー=足、ムー=豚で「豚足飯」、タイの料理名は分解するとわかりやすい、
トム=煮る、ヤム (=混ぜる、クン=エビの如く。

こういう時は旅の定理に従うべき「地元の人で混んでいる店にハズレなし」、
あ、これ、自分だけの定理ですので、アテにしないように。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2011-01-03 (「カオ・カー・ムー」@ルンピニ)

地元の人と肩を並べ、テーブルにつく、40バーツのシアワセ、宿の目の前だし、明日も食べようかな。



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Check-in to Unknown Town @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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1時間15分の国内線フライトを終え、預け荷物もないので到着ロビーからそのまま外に出た。

チェンマイ空港は街へ向かう公共交通機関が整備されていない。
馴れた人や土地勘があるなら「ソンテウ(乗合トラック)」に乗り込み、安上がりに行くこともできるが、
旅行者はタクシーかトゥクトゥクを使うのが常道だ。

タクシー・カウンターでホテル名を告げると「150バーツ」と言われ、指示されたタクシーに乗り込んだ。

フライトの都合でチェンマイの滞在は3泊と決まっていたので、すでにネットで宿を抑えてしまっていた。
予約記録が書かれた紙をドライバーに渡す。

そういえば夜中に着いたコタ・キナバルの空港も同じように交通機関がなかったなあ、と思い返していた。
クルマは10分ほど走り、水路と城壁に囲まれた「城内」に進んだが、
目当ての宿がある通りを探し出せず、ドライバーは窓越しに近所の人に声をかけ、道を尋ねていた。
これはタイのタクシーあるある、誰でもその職に就けるためか、プロフェッショナルなドライバーが少ない。
アッチだ、コッチだと、言われ、10分以上の迷走が続いている、思いのほか、宿への道のりは遠かった。

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空港から走った時間より迷っていた時間の方が確実に長くなっていたが、
エアコンの効いた車内でおとなしく座っていると、
ドライバーはなんとかこちらが差し出した紙にあった通りを探し当て、宿の前でクルマを止めてくれた。

ガンバって見つけ出してくれたので多少の温情も沸いたが、ここはシビアに150Bを支払う。

当初の約束どおりの金額、こちらは住所の紙も差し示したし、どうにもチップをはずむ状況ではない。
ドライバーも心得ているのか、当たり前のようにレシートを切ってくれた。
通りを見つけ出せないのはドライバーの技量不足でしかないからね、そこはツメタイ旅行者なのです。

そうそう、これも別の旅ワザ。
安宿を予約した場合、予約した住所をプリントアウトした紙(携帯画面でもいいが)を持参するが得策。
有名ホテルでない限り、乱立する安ホテルを探し当てるのは地元ドライバーでもかなり難儀しまっせ。
通りの名がわかることが早道で、先進国でもホテル名よりも通りの名がわかったほうが即効性がアリデス。

気の利くドライバーなら紙に書かれた番号に電話して、ホテルに道を尋ねちゃったりしますしね。
重ねてプリントアウトした紙は宿のチェックイン時にもネット予約の確認証になりますぜ。

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目の前が宿といわれたが、建物は真っ暗で人の気配がせず、フロントのような入口もなかった。

呼び出しベルのようなものもなかったので、他の宿泊客でもいればと、
敷地に入り、階段を上がり、居室に上がってみたがまったく人の気配がしない。
少し途方に暮れ、降りたばかりのタクシーに救いを求めようかと思ったが、当然、クルマは影も形もなく、
「ドライバーに電話してもらう作戦」はすぐに立ち消えた。

宿に辿り着いた安心感と自宅からの長い移動の疲労感が重くのしかかり、ウンザリしかけたが、
ここで挫けるわけにも呆けるわけにもいかず、隣で営業していた食堂に声をかけてみた。

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「トナリのホテル、ダレかイナイか??」

英語は通じていなかったが、オネエサン方はこちらの荷物を見て、察してくれたようだ。
彼女たちはタイ語を口にしながら宿の敷地にドカドカ入って行ったが、呼べど叫べど応答はなかった。

「いないはずないんだけど?? う~ん、電話してあげるよ」

タイ語と英語の会話はまったく噛み合ってなかったが、話の展開はトントンと進んでいった。

「すぐ来るみたいヨ」

食堂のオネエサンは携帯片手にそう告げた。

「ココ、スワッテいてイイ??」

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宿に入れないのって、これまたコタ・キナバル以来、なんかカブってないかい、地方あるあるなのか、コレ。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27 (ボルネオ紀行)
そんなボルネオの夜を思い返し、アイスコーヒーでも頼むかなあ、と考えていたら、小柄な男性が顔を出した。

「ゴメン、家族で食事に行っていたんだ。今、部屋に案内するよ」

食堂のオネエサン方に礼を言い、彼の後に続いた。

「到着時間のメールもらっていたのに悪かったね、すぐ戻るつもりで食事に出ていたんだ」

「こうして部屋に入れたからモンダイないよ」

「支払いとかチェックインの手続きは明日でかまわないから。ゆっくりして」

「アリガト、こっぷんか~」

部屋を開け放ってくれた彼は馴れた感じでエアコンのスイッチを入れ、立ち去っていた。
おそらく家族との食事に戻るのだろう。
彼が言う通り、フライトの時間と到着時間は事前にメールしてあったが、家族の前では無効化したのだろう。

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荷物はそのままでシャワーを浴び、疲労感を洗い流して、出かけることにした。

チェックイン手続きもなかったので、市内地図をもらう機会もなく、出かける形になった。
時計を見ると19:30、チェンマイ空港に降り立ってから1時間だから、まあ上出来だ。

なんとなく頭に入れてある地図を頼りに『ナイト・バザール』の方角を目指して歩くことにした。
正方形の城内を7時の方角から3時の外側を目指すという感じ、見失ったら誰かに尋ねればいいだけだ。

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バザールまでは『Pralu Thapae(ターペー門)』を越えてからもしばらく歩かされることになった。

なんとなく人の流れを追いながら、人の気配のある方向に進んで行き、
迷ったかなあと思った頃合いで、『ナイト・バザール』に出会うことができたが、
一瞬で唐突なニギヤカと華やかさに気後れし、観光的土産屋的安っぽさ満載の露店たちに気圧されていた。

浮かれた酔客と浮足立った観光客の多さが醸し出す喧騒に溶け込めそうになかったので、
メインの通りを外れ、地元の人に続いて別の路地に逃げ込むと、そこにはローカルの市場が広がっていた。
華やかとは遠いながらもエネルギッシュなマーケットには地元の人が行き交い、
誰もが寛いだ表情をしていて、さながらオアシスのようにも感じられた。(写真3)

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現地に到着したらまずは地元のものを胃袋に入れるのがいつもの旅の習わし。(写真4)
片隅の屋台で地元の人に紛れ、ワンタンミンを注文、35バーツ=100円チョットのディナー・タイム。

家を出てから14時間、時差の2時間を合わせた16時間でようやく目的地にたどり着いた気がした。


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Airport to Airport @Suvarnabhumi [Thailand (Chiang-Mai)]

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フライトは予定より5分早い14:00ちょうどにドンムアン空港に降り立った。

飛行機利用において「出発」と「到着」というのはわかりづらいですよね。
「出発時刻」はチョーク(車輪止め)を外した時刻、
「到着時刻」はチョークをかけた時刻がそれにあたるそうですが、
このブログでは機材のドアを「閉めた瞬間」と「開けた瞬間」を出発&到着と記してます、
機内からじゃチョーク見えないからね。

混雑が定番の入国審査場も数人しか並んでおらず、預け荷物もないので、いつものナガレで到着ロビーへ。

14:20には#6出口にあるシャトルバス乗り場にたどり着き、
小さなカウンターに座っているおじさんに乗継便の行程表をプリントした紙を差し出していた。
DMK(ドンムアン)~BKK(スワンナプーム)の空港間シャトルバスは無料ゆえに、
搭乗券や行程を示すものがないと乗車許可が下りないのだ。
次の便も当然eーTKT、メンドウだが行程表はプリントアウトし、紙ペラ持参でやってきていた。

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おじさんは差し出した紙にハデにスタンプを押しながら、無愛想な感じでバスの方へ促した。

「次のバスは14:30だよ」

「こっぷんかあ」

礼を告げ、停まっていたバスへ、インクのにじむ紙がそのまま乗車券代わりのようだったが、
目の前のやりとりを見ていたドライバーはチェックどころか見向きもしない。
おじさんにしろドライバーにしろ、こういうメンドくさくないナガレ、好きです。
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メンドくさいといえば、このブログは兎角、説明不足でメンドくさくてスミマセン。
移動は目印ぐらいしか紹介しないし、チケットの買い方や売り場などを丁寧に説明することもなし。
各スポットの写真もあんまり載せてないですしね、不親切、無愛想のカタマリ。
親切旅ブログにはほど遠く、懇切丁寧な旅の案内とは言い難い紀行文が連なるブログです。

窓口や乗り場、メニューから表示板、角の曲がり方まで丁寧にあげている旅ブログもありますが、
旅は人それぞれ、ありとあらゆる情報を載せてしまうと、旅の隙間が埋まってしまうような気がして。
手取り足取りだとね、その人の旅の「眼」を奪っているような気がしちゃうので、情報を絞ってます。

旅は「隙間」「空間」「時間」にこそ、ぜいたくが詰まっているような気がしているのでね。

体験した所要時間とか、その時の金額とか、経験したデータはなるべく記すようにしてますが、
食べた料理の写真を全部あげるわけでなく、まあ、オトコの食ったものには興味も募らないでしょうしね。
エコノミーの機内食の写真、見せられてもねえ、ってアラ、ディスってるかな。

別の見方をすればスカスカ情報しかあげてない旅ブログです、
痒いところに手が届かない、痒いところは自分で掻いてね、あるいは掻きむしりましょう、旅先で。

ホントに知りたいことがあると右下のSNSからメッセージくださる方もいますしね。

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話が脱線しましたが、久々利用のドンムアン空港を味わう間もなく、シャトルバスの座席に腰を下ろした。
ドンムアンの空港内は以前のような雑然、騒然とした感じがなく、
混雑と混沌が入り混じったローカル空港らしい雰囲気はなくなっていた。(写真2)
あるいはロー・シーズンだからそう感じただけかもしれない、駆け足では観察の時間もないからね。
そんな風に感慨に浸っていると、14:30出発のバスはすぐに動き出した。

ドンムアン空港とスワンナプーム空港の距離は約36km、所要時間は空いているなら30分ほど。
ドンムアンからだと混んでいる市内を通らないのが多少の強みかな。(写真3)
http://www.suvarnabhumiairport.com/en/122-suvarnabhumi-airport-free-shuttle-bus 公式サイト

「おんたいむ」の記事でも書きましたが、
一応、この2つの空港のMCT(ミニマム・コネクティング・タイム)は3時間半、
16:30のバスに乗れたので、19:10の国内線乗継にはかなりのアドバンテージ。
「出発遅れ」「到着遅れ」と2つの心配をクリアし、あとはバンコク名物「道路渋滞」を乗り越えるだけだ。

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旅行者なら「MCT」という言葉は記憶に片隅に留めておきましょ。
「MCT」とは「最短乗り継ぎ時間」、DMK~BKKはたまたま離れていますが、
LAXやDFWなどアメリカの空港などだと同じ空港内でもターミナル移動に時間がかかるので、
国内線や国際線、航空会社別に「MCT」が設定されてます。
要は「乗り継ぎ」に必要な最低時間のこと、覚えておいて損はない用語です。

同一航空会社の場合、この「MCT」を満たしてないと発券することができないのが業界ルールなので、
同じ航空会社で乗り継ぐ場合は特に心配する必要はナシ。

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LCC(ロー・コスト・キャリア)からFSC(フル・サービス・キャリア)、
あるいはLCCでも別々に予約を取ったとか、別のLCC会社に乗り換えるときなどは注意が必要。
異なる航空会社のチケットを自分で個別に手配して…、なんて場合は特に「MCT」をお忘れなく。
(空港の3レター・LAXやSINなどに「MCT」で検索するとカンタンにわかりますよん)

ここでもうひとつの旅ワザ。
異なる航空会社で個別にチケットを取った場合、乗り継ぐ航空会社に乗継便を連絡しておくと便利です。
同一航空会社でも予約記録が別(チケットを別に買った、マイレージで取った、など)の場合も同様で、
分離された予約記録を繋ぎ合わせておくと、フライトの遅れや変更時に記録から読み取ってもらえます。
通称、「リマーク」と呼ばれる予約記録で、予約記録に「注意書き」しておいてくれます。
欠航などの振り替え便を用意してくれるわけではありませんが、一応のトラブル対策と思ってください。

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15:15、シャトルバスは45分でスワンナプーム空港に到着、ちょっとヤキモキする時間を食った。

冷蔵庫と化しているエアコンの効いたバスから降りるとムッとした外気に襲われた。
気温計の表示は33℃、東南アジアがハグしてお出迎え、という感じで外気がまとわりついてきたので、
即座に短パンが欲しくなったが、空港ビルに入るとその思いはすぐに掻き消えた。

カウンターでチェックインを済ませ、ボーディング・パスを受け取り、ラウンジの場所を訪ね、進んだ。
『Bangkok Airways Boutique Lounges』は小じんまりしていたが、清潔で明るかった。(写真4)

飲み物は紙コップだが、スナック類も並んでいて、個人的には甘くないコーヒーがあるのがうれしい。
Wi-Fiも飛んでいて、フライト待ちの客はみなスマホをいじるのに忙しそうだった。

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それよりもラウンジ客の多くが「Krispy Kreme Doughnuts」のデカイ箱をブラ下げていることが気になった。
人気沸騰中? 上陸間もなし? おそらくバンコクにしか店がなく土産代わりに買っているのかな?
どうやら「クリスピー~」は各国内線で地方に運ばれていく運命のようだ。

エア・アジアで飛んできて、またLCCに乗り継ぐのでゆっくりできる居場所があるのがありがたかった。
国内線乗り継ぎだと「Prioriy Pass」が使えるラウンジもないからね。
モチロンそれを見越してラウンジが使える「Bangkok Airways」をチョイスする作戦を選んだのだけど。

フライトは17:10に飛び立ち、スケジュール通りの18:25にチェンマイ空港に降り立った。


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Fly to Chiang-Mai via BKK @Don Mueang [Thailand (Chiang-Mai)]

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久々の「毎月ソウル」から戻り、7月中になんとか「アイルランド紀行」を完結させたものの、
冷え込んだお盆とたっぷりの残暑の中、ドタバタは納まらず、ブログ更新が滞っておりました。
「航空券の夏は動かない」は毎年夏のセオリーですが、秋以降の取材行の企画などで煮詰まっている中、
なんとか「チェンマイ紀行」に取りかかっていきます!

時は未だ2015年の師走、ブログ記事はまったくに詰まってきておりませんが、
未踏の街・チェンマイ、どんな風に彷徨っていくのか、あきれずにお付き合いのほどを!

>>>>>

12月2日 -Day1-

始発の次の赤い電車に乗って、成田空港へ。
こいつは「成田空港直通」という貴重なシロモノで、
神奈川の南から黙って2時間半座っているだけ、乗り換えナシで成田まで連れて行ってくれる。

7:40を過ぎた頃に第2ターミナル駅に降り立ち、
ターミナル・ビルから道路際に押しやられたような特異な「Nカウンター」でチェック・インを済ませた。

幸い、LCCながら2タミ利用なので、カード会社のラウンジへ。
『IASSラウンジ』で朝のコーヒーを一服、
ひとまずWi-Fiが繋がり、出発まで腰を落ち着かせられる場所があるのはありがたい。

「チェック・イン」といっても実質、オンラインで済ませてあるので、
あらためてプリント・アウトされたボーディング・パス(搭乗券)を受け取るだけだ。
預けるバゲージもないので、自分でプリントした「搭乗券」を持参すれば済むことだが、
ペラ紙一枚ぶら下げて歩くのが少しばかり億劫なのだ。

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エアアジア・ジャパン

どういうわけかジャパン・マーケットにおける航空会社各社は、
せっかくペーパーレス化したはずの「e-チケット」をプリントアウトして空港に持参して来い、という。
ドメスティックな旅行会社が「画面をプリントアウトして」持ってくるようにというのは、
時代ズレしている業界そのものを示しているので、まったく理解を示す気にもならないが、
新進気鋭のLCCまでもがプリントアウトを強いるのが理解ができない。

邪推するなら、便名や日程を忘れないよう、旅行者に「紙」を持つことを強いているようにも感じ取れる。

チェックイン・カウンターでスマホ画面を差し出す人は少なく、
生真面目にプリント・アウトしてきた紙は無碍に没収され、
航空会社がプリントしたボーディング・パスに差し替えられている人がホトンドだ。

やっぱり「紙」の国なんですね、この国は。

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6月に乗ったKL経由シンガポール行きのエア・アジアX便は第2ターミナルのはるか奥地からのバス搭乗。
今回も同じだろうなあ、と思っていたらボーディング・ブリッジからの搭乗なりけり。
500mlのペットボトルのお茶を買い、乗り込むとXJ601便は定刻通りに出発した。

あらら、ガッツリ書き落としていた、すみません、今回はタイへの旅でゴザンス。

タイへの旅は久々、正確に遡ると2012年5月以来。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2012-05-16 (バンコク紀行)
その後、シンガポールへのトランジットで2度ほど訪れているけど街をうろつくのはホントに久しぶり。

ちょいとばかりバンコクの街に飽きた部分もあったんですが、
エア・アジアが「9,900円プロモ」というのを展開していたので、安い撒き餌に食いついてしまいました。
どうせならバンコク以外の街に足を延ばしましょ、と目論み、やっすいチケットをクリック。

取ったチケットはこんな感じで、タイランド一週間の旅が確定。

XJ601 02 Dec 09:15 NRT / 14:05 DMK
XJ606 08 Dec 10:45 DMK / 19:00 NRT

航空券代金    ¥9,900x2(往復)
成田空港使用料 ¥2,610
現地空港使用料 ¥2,360
================
総額       ¥24,770-

購入明細が見つかりませんでしたが、ザックリ2,5万円、これでタイ往復なら悪くない。

IMG_4529.jpg

ここにバンコク(BKK)~チェンマイをタイのLCC『バンコク・エアウェイズ』にて0,9万円で購入。

往復航空券    2,780バーツ
国内線旅客サービス料 200バーツ
================
総計       2,980バーツ

この時レートが1バーツ=2,96円だったので約9,000円でチェンマイへの国内線を確保。
最初の行程にサンドイッチされる形で、到着日に強引に移動してしまう行程を捻じ込んでみた。

XJ601 02 Dec 09:15 NRT / 14:05 DMK
PG906 02 Dec 17:10 BKK / 18:25 CNX *
PG220 05 Dec 19:10 CNX / 20:30 BKK *
XJ606 08 Dec 10:45 DMK / 19:00 NRT

厄介なのはバンコクの空港、DMK=ドンムアン「到着」でBKK=スワンナプーム「出発」、という形。
羽田に到着して、成田から国内線、って感じのイメージ。

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DMK~BKK間に無料のシャトルバスが走っていることは知っていたのですね、以前から。
渋滞のバンコクでも「3時間あれば楽勝でしょ」とあえてDMK出発の国内線ではなく、
BKK利用の『バンコク・エアウェイズ』を入れたのは、
LCC乗り継ぎ、ということもあって、ラウンジでゆっくりしたかったから。
理由はこちらの「おんたいむレポート」に。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-12-02 (おんたいむバンコク)

到着後の空港移動の不安を抱えながら、出発したXJ601便は、
オフ・シーズンということもあって、2/3ぐらいしか埋まっていなかった。

シートベルトサインが消えてからCAに声をかけ、「あっち移っていいかな?」と尋ねる。
「問題ないデスヨ」とのお答えをいただき、後方の4席シートを確保し、横になった。

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LCCでは勝手に席を動くのはご法度、
「バルクシート」が空いているからと移動し、CAに注意されている人をよく見かける。
そう、LCCでは広いシートは有料なのさ、空いていてもそこはアンタッチャブル・シート。

後方席の場合、空席があれば、CAに許可を得るのがいい作戦、無闇に動くと注意されるからね。
「申し込んだこと以外のことをするとお金がかかる」、LCCではそう覚えておけば失敗しないですよ。

まずは定刻出発したことで、乗り継ぎへの不安が少し消え、横になったまま意識の底に沈んでいった。


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