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Modest Happiness @Chain-Mai [Thailand (Chiang-Mai)]

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12月3日 -Day2-

窓の外に見える空は少し曇っていて、気温は昨日よりも落ちているようだった。

そんな外気に関係ないエアコンが効いた快適な部屋で、昼前までノンストップで目覚めなかった。
昨日の移動の疲れに加え、深夜の街歩きの疲労が重なったのだろう、
あるいはベッドに細工がしてあって、一定の時間まで縛りつけられていたのかもしれない。
腹が減ったことでようやく起き出すことに成功し、熱いシャワーでしっかり目を覚ますことにした。

昨夜はローカル・マーケットを堪能したことで、切れかけた気力を充電することができ、
混沌の『ナイト・バザール』への再突入を試みることができた。
滞在中の足を確保するべく、数軒のレンタル・バイク店を回り、相場を確かめ、
乾いてはスイカ・ジュースで補い、香りに誘われては串焼きを屠り、見知らぬ街を歩き回った。

「それ、ウマイの?」

タイでお気に入りのイカの串焼きを路肩の屋台で頼んでいるとヨーロッパ系の男性に話しかけられた。

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「イカですよ、好きなんです、コレ。頼んでみます? こっちのフィシュボールも美味しいですよ」

屋台のニイチャンは寡黙に徹し、焼き鳥スタイルのゲソ焼きとイカ焼きを焼いてくれている。(写真2)
ウイーンから今日着いた、という彼の代わりに注文するとニイチャンはニヤリと笑って見せた。
これじゃあまるでサクラみたいだなあ、と思ったが、口には出さないでおいた。

「辛いのは平気? 今日来たばかりなら控えめがいいかな?」

「わからないなあ、この国で初めて口にするものだから」

屋台の串焼きは目の前で焼き直し温めると、串から具材を外し、「金魚袋」に落とし込み、
そこに刻んだチリやパクチー、ナンプラーなどが混ざったタレをまぶし、新しく刺した串で食べる。
形こそ日本の焼き鳥に似ているが、仕上がりはまったく別モノ、食べ方も大いに異なるのだ。

「こういう気軽さがこの国の楽しさだね。ありがとう」

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焼けるのを待つ間、互いの旅程などを語り合う、彼はいきなりチェンマイに乗り込んで来たらしく、
初めての「タイ」に戸惑いながらも楽しくて仕方がないようだった。
オーストリアからの道のりと比べると日本からの乗継便などカワイイもの、こちらの話しはどうでもいい。

最後に金額を伝え、立ち去ろうとすると、英語がニガテな屋台のニイチャンは親指を立て、笑顔をくれた。
旅先のこういう瞬間がオモシロイ、おそらくそれに出会いたくて旅を続けているのだ、きっと。

地図も持たないまま、暗闇にぶつかっては戻り、行き過ぎたと感じたら迂回し、夜の街を歩き続けた。
ホテルに辿り着いたのは日付が変わってからだった。
歩き過ぎたせいでフライトで硬くなったカラダはすっかり解れていたが、両足はしっかり固くなっていた。

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バンコクよりも北にあり、標高が高いのでチェンマイは冷える、と聞いていたのだが、
昼過ぎの外気は東南アジアの表情丸出しで遠慮なしでまとわりついてくる。

近所の出店でオカズ数品目をご飯に乗っけてくれる「ぶっかけご飯」をテイクアウト、大盛りで45B。
暑さにすっかり尻尾を巻いてしまい、おとなしくエアコンの効いた部屋で食べることにした。
食後は耳も垂らしたまま、この「外気隔離室」で読書にふけることにした、持参のコーヒーを淹れて。

合間に思い出したチェックインをしに降りた、といってもこの宿にはフロントがなかった。
正面が旅行代理店のオフィスになっており、合わせてホステルも経営している形なのだ。

「昨日は悪かったね。僕はミット、ヨロシク」

「いや、部屋に入れたからかまわないよ」

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握手を交わし、吹き抜けのオフィスでチェックインの手続きをしながら、他愛のないハナシをする。
彼の英語が流暢なのは嫁さんがフランス人らしい、奥の間ではその奥様が赤ちゃんをあやしていた。

「夜はお客が来ないからここは閉めちゃうんだ」

「このバイクはレンタル用? あと支払いは両替に行ってからでもいいかな?」

「チェックアウトの時でもかまわないよ。バイクは必要なら言ってくれればOK、200バーツだよ」

店先に置かれたスクーターは残念ながら相場価格、ただ返却が楽なので候補に入れておくことに。
市内の地図をもらい、スーパーや市場の場所、オススメの両替店を印してもらい、部屋に戻った。

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陽が落ち、「隔離室」から一時外出の許可を出しても安全そうだったので『ナイト・バザール』へ向かう。

滞在の安宿は『Pratu Suan Prung(スアン・プルン門)』のそば、そこから北に上がり、
メインの『Ratchamnoen Rd.(ラチャダムヌーン通り)』を東に抜けていく。
時折、「バイク」「レンタル」の表示を見つけては値段を尋ねるが200~300Bと思わしくない。

『ターペー門』を抜け、『ターペー通り』を歩き、『Chang Klang Rd.(チャン・クラン通り)』へ。

チェンマイ名物の『ナイト・バザール』はこの『チャン・クラン通り』を中心に広がっている。
レートのいい店で6,000円を両替、1,780Bを確保。(1B≒2,97と円レートはイマイチ)
キャッシュもできたので昨夜、目星をつけていたバイク店へ、ここは1日レンタルで150Bだったのだ。

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「バイク1台、一番安いやつをお願い」

「OK、何日?」

「2日間。5日の夜まで」

「ガスは1Lぐらいしか入ってないから、自分で入れてね。2日間で300Bよ」

店のおばちゃんはそういういうと手慣れた感じで書類を作成し、ヘルメットを選ぶように言ってきた。
国際免許は持参していたがチェックはナシ、無免だろうがなんだろうが自分の責任の範疇だ。
ひとまず30分ぐらいの道のりを歩かず、宿に帰れることで気も足もラクになった。

まずはガソリンを補給、2Lで50B、バイクの差額分でガス代が出た、歩いた価値があるってもんだ。

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あてもなくバイクで走り、街の形を掴んだところで宿に戻った。

シャワーを浴びて、晩飯に出るかと思い、ふたたびバイクにまたがったのだが、
宿の目の前の通りに出ていた出店が気になった。
「カオ・カー・ムー」の屋台が地元の人を集めている。(写真5)

タイ定番の豚の煮込み料理、ホロホロに煮崩れた豚肉に脂と甘辛いタレが絡みつき、ご飯が進むのだ。
カオ=ご飯、カー=足、ムー=豚で「豚足飯」、タイの料理名は分解するとわかりやすい、
トム=煮る、ヤム (=混ぜる、クン=エビの如く。

こういう時は旅の定理に従うべき「地元の人で混んでいる店にハズレなし」、
あ、これ、自分だけの定理ですので、アテにしないように。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2011-01-03 (「カオ・カー・ムー」@ルンピニ)

地元の人と肩を並べ、テーブルにつく、40バーツのシアワセ、宿の目の前だし、明日も食べようかな。



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