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プリンス・エドワード(太子) @Hong Kong [Hong Kong]

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夕食の約束をしていたため、MTR(地下鉄)で九龍(カオルン)サイドへ向かった。

「Prince Edward」駅を目指す、この駅、漢字表記は「太子」、それって略し過ぎ、エドワードはどこへ?
香港の地下鉄は色分けはモチロン、駅名や路線が漢字表記なので、意味はわからなくても覚えやすい、
これは日本人にとってはちょっとしたアドバンテージ。

Island Line(港島線)からTsuen Wan Line(荃湾線)へ乗り換える「Admiralty(金鐘)」駅は、
帰宅ラッシュで混んでいて、容赦ない人混みに大いに気後れする。(写真2)
なにせ家路を急ぐ人たちにとって、不慣れな旅行者はジャマな存在でしかない。
ラッシュアワーにキャスター・バッグなんぞ引きずっていた日にゃあ、殺意を抱かれても文句は言えない。

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約束の相手はソウルのホステル・コリアで働いていた元スタッフ、
数か月前の秋口にワーキング・ホリデイを終えて、香港に戻っていた。

ソウルは香港や台湾の人のワーキング・ホリデイ先としては人気が高い。
ホステルの仕事は安定していて融通が利くので、ほぼ一年間働き続ける人がホトンドで、
「毎月ソウル」のコチラとは必然、顔馴染みになっていった。
というか宿でくつろぎまくっていたので、キッチンや近所でご飯をともにすることも多く、
いつも居るヘンなニホンジン、あるいは厄介な常連、とリマークされていたかもしれない。
それでも彼らが国に帰る段には「今度は自分の国に遊びに来るように」と促されるのが常だった。

彼らの言葉は社交辞令ではなく、実際に日本に訪ねてくるヤツがいたり、
韓国人スタッフなどが彼らの国を訪れるのも当然のようになっていたが、こちらが訪れる機会はまだなかった。

今回、HK Expressのプロモーション・チケットを夏の時点でおさえていたので、
帰国が見えていた香港人に「旧正月前に行くからね」とソウルの定宿で伝えておいてはいた。
「なにかリクエストある?」と問いかけられたが、初めての香港でもないので、
「ディムサム(点心=広東語)を一緒に」とだけ、注文しておいた、なにせ飲茶は一人ではどうにもならない。

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案の定、待ち合わせの相手は15分ほど遅れてやって来た、香港人としては妥当だ。

「ゴメン、遅れた~。それにしてもホントに来てくれたんだね~」

久しぶりに顔を合わせるとそんな風にお道化られた。

「ダイジョウブ、そっちは香港人でこっちは日本人だから時間は気にしてない、香港人にしては上出来だよ。
 それと生憎日本人なんだけど社交辞令はいわない性質なんだ、『行く』といったらホントに『行く』のさ」

「シンプルでわかりやすくていいね。じゃあ、飲茶に行こう! 少し歩くけどダイジョウブ?」

久々の再会で少し興奮した感じになり、英語から韓国語、広東語を織り交ぜ、
いつものようにバカ話をしながら、近況報告を混ぜ、店を目指した。
ソウルで知り合った香港人と日本人が香港でご飯を食べる、なんていうのはなかなかオモシロイ。


2ブロックほど歩いたところに店はあった、「一點心」という店名。

「ここ、有名みたい。行列ものの店らしいけどどれぐらい待つか聞いてくるわ」

そういって混雑する店の中に割って入って行くと、しばらくして紙切れを手に出てきた。

「3~4組待っているみたい。それまでどこかをブラつこうか」

店の前に行列がなかったので、すぐに席に着けるのかと思ったが、
どうやら整理券だか番号だかが配られていて、席待ちの客はどこかに散っていて、「見えない行列」が存在するらしい。
他の客と同じように近所をブラつき、飲み物片手に時間をツブしていると、
彼女の携帯が鳴り、店に呼び出され、舞い戻ると席が用意されていた。

「思ったより待たなかったね。お気に入りの店なの? 『有名みたい』って言ってたけど?」

メニューを広げながらそう尋ねる。

「いや、口コミサイトで人気の店で『一點心』がでてきたの。美味しい店を案内したかったから」

「なあんだ、そんなスペシャルじゃなくてもよかったのに。まさか初めて来たの?」

「へへへへへ」

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「飲茶」とだけ伝えていたので、ちょっと困らせてしまったかな、とも思っていた。
いわゆる「飲茶」は通常、午後、あるいは昼下がりだけの営業がホトンドだ、
昼間働いている人たちとはタイミングが合わないので、こちらが店を探しておこうか、とも告げていた。
自分の国にやって来たからには案内したかったのだろう、「探しておくから」というメールが力強かった。

先の事情から「夕食だからムリに『飲茶』じゃなくてもいいから」とは伝えおいたが、
夜営業の飲茶店を探し出してくれたらしい、重ねて安くて美味しい店を。

互いに気になるものをメニューの端から注文すると、
間髪入れず蒸篭がやってきてはテーブルを埋めていく、それらを次々やっつけてはいくのだが、
腸粉(チョンファン=広東語・写真1)やシュウマイは3つ4つやってくるので、2人では頼みすぎたことに後から気づいた。

「どうする、喰いきれないぜ?」

「楽しくて頼みすぎちゃったね。飲茶っていつも頼みすぎちゃうのよね」

狭いテーブルにはシューマイや手つかずのマントー(饅頭)が数個残っていた。

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「ターパオ(打包)できるかな?」

「ダイジョウブ、ここは香港よ。でもなんでそんな言葉知ってるの? あ、シンガポールで覚えたのか」

「じゃあ、冷えたらマズくなるやつだけ胃袋で『打包』しよう。
 ああ、でも『腸粉』は明日も食べたい! けど持って帰れない! くそお」

「それはいい考え! まだ甘いのも来るし」(写真5)

「『ターパオ・じゅせよ~』 って『じゅせよ~』じゃ通じないか」

ふざけてそういうと、店の人が手際よく饅頭を折りに入れてくれた。

一點心




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