So-net無料ブログ作成

SUPERBOWL LI [Sports]

super_bowl-51.jpg

意外にも2試合とも「凡戦」に終わったConference Championship Games。

月曜朝から気合を入れて生中継に備えていたんですが、けっこう拍子抜け。
「シーズンでもっとも質の高い試合」と書いたことをハゲシく反省、両試合ともにおもいっきり肩透かし。
こうなると「スーパーボウルは凡戦が多い」と記したことにも肩透かし食らわせてくれい、と願うばかり。

そのスーパーボウル、ここ3年は各カンファレンスのシード1位同士の顔合わせが続いておりましたが、
それも崩れ、楽しみな対戦に。

とはいえ、ペイトリオッツは8年連続プレイオフ出場、5年連続チャンピオンシップ進出、
ここ10シーズンで3度のスーパーボウル出場、そして一昨年のスーパーボール・ウィナーと、
NFLの歴史で肩を並べるチームがいないぐらいの強さを現在進行形で誇っていて、
「彼らにどう立ち向かうか?」ということばかりが対戦前のもっぱらの話題。

今シーズン、リーグ1位の平均得点(33,8点)を誇るファルコンズとしては
戦う前から尻尾を巻くわけにはいかない。
OLがシーズン通して先発出場を果たしたこと、ホーム同様にドーム球場で戦えること、などなど、
多少のプラス点は見出せるかな、プラスか、それ。

一方の「ダイナスティ」ペイトリオッツは意外にもリーグ1位の平均失点(15,6点)の守備がウリ。
ちなみにリーグ1位の平均得点の攻撃とリーグ1位の平均失点の守備との対決はスーパーボウル史上、6度目。
これまでは守備1位が4勝1敗、う~んこれまたファルコンズに暗いデータだなあ。

NFL-Bracket-SB.jpg
両チームのシーズン成績は
NE 攻撃 ラン  7位、パス 4位、トータル 4位
ATL守備 ラン 17位、パス28位、トータル25位

数字的には目を覆いたくなるような平均以下のファルコンズ守備の成績、
ただしポスト・シーズンでその質は見違えるように向上してきている。
ルーキー4人が先発メンバーという若い守備は急成長、アグレッシブな活躍が展開しそう。
さらに#44LBビーズリーは2年目ながらリーグ1位の15,5サックを記録、
#12QBブレイディにプレッシャーをかけ続けられればいいボールを攻撃に繋げられる。

ATL攻撃 ラン  5位、パス 3位、トータル 2位
NE 守備 ラン  4位、パス12位、トータル 8位

ヤードでの成績のため、わかりづらいが前述の守備1位対攻撃1位の構図がこちら。
リーグ記録の15人のターゲットに投げ分けた#2QBライアンは初の大舞台、
ペイトリオッツ守備のプレッシャーの下、同じように冷静にターゲットを見出せるか。

余談ですが今回はNFCがホーム扱いでファルコンズは当然のようにカラー・ジャージを選択した。
ただし今回は「赤」のカラー・ジャージに。
なにしろ前回出場のスーパーボウルで「黒」を身につけ、ブロンコスに惨敗した過去があるんですね。
ファンには人気の「ブラック」ですけどね、ファルコンズの黒ジャージは。

結果、ビジター扱いのAFCペイトリオッツはホワイト・ジャージに。
ところが最近12回のスーパーボウルでは白のジャージが11勝を上げているというデータが。
それを知ってか、昨年、ホーム扱いのブロンコスはロード用のホワイト・ジャージを選択し、勝利を飾った。
あらら、またまたファルコンズに暗いニュースですねえ。

ファルコンズへの朗報は対戦前日にもたらされた。
QBライアンが「オフェンシブ・プレーヤー・オブ・ジ・イヤー」と「リーグMVP」の2冠に輝いた。
こうなるとあと足りないのはチーム初の「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィ」、ということになる。

国歌斉唱はカントリー歌手ルーク・ブライアン。
http://www.nfl.com/videos/nfl-super-bowl/0ap3000000783393/Luke-Bryan-performs-the-National-Anthem
Luke Bryan's Super Bowl LI National Anthem

super-bowl-51-matchup.jpg

現地時間2月5日、東海岸時刻18:30、SUPERBOWL LIのKICKOFFです。
https://www.nfl.com/super-bowl

#1 New England PATRIOTS v.s. #2 Atlanta FALCONS @NRG Stadium, Houston, Texas
http://www.nfl.com/gamecenter/2017020500/2016/POST22/patriots@falcons#menu=gameinfo&tab=videos

ボールを受けたのはペイトリオッツ、1stシリーズは互いに3&OUT、
その後も両チームともに要所でQBサックで相手を退け、スコアレスで第1Q終了。

第2Q、最初にミスを犯したのはペイトリオッツ、#29RBブラントがファンブル、
ボールを掻き出したのはルーキーの#45LBジョーンズだ。
このチャンスにエース・レシーバー#11ジョーンズに19y、23yのパスを通し、
最後は#24RBフリーマンに5yのTDパス、相手のミスからファルコンズが先制した、7-0。

KICKOFFからのペイトリオッツはどうもレシーバーとのフィーリングが合わず、3&OUT。
するとファルコンズは28y、18yとロングレンジのパスを通すと、
最後も19yのTDパスが決まり、あっさり追加点、14-0。
2つのTDはいずれも2分かかっておらず、さすがリーグ1位の平均得点を誇る攻撃陣の破壊力。


ようやくリズムをつかみ出したペイトリオッツは6分をかけ、レッドゾーン手前に。
しかし1stダウンを狙って投げたパスを#23CEアルフォードがレシーバーの前に割って入り、INT、
そのまま82yを駆け抜け、一瞬でファルコンズに追加点が舞い込んだ、21-0。

前半残り2:21から、ペイトリオッツはなんとかエンドゾーンを目指し、11プレイを重ねるが
やはりレッドゾーン手前で止められ、FG止まり、21-3で前半を折り返すことに。

あれ? これってNFCのチャンピオンシップと似たような展開、(対GBは24-0で折り返し)
まさにファルコンズ・ペースじゃないか、お、イケるんじゃないの、アトランタ、
なんて思っているとフィールドではハーフタイム・ショウの準備に。

今年のハーフタイム・ショウは「LADY GAGA」。
ここ数年、ゲスト・アーティストを入れ、「スペシャル感」を醸し出しておりましたが、今年は彼女のみ。
個人的にもせっかくのライブなのでコラボは不要、と思っている、
ホント去年は「COLDPLAY」単独で観たかったよ。

ちなみに彼女は昨年の第50回記念大会の国歌斉唱を担当、
そのウマさに世界中があらためて舌を巻いたのは記憶に新しい。


Lady Gaga's Pepsi SuperBowl LI Halftime Show

圧巻のショウの興奮が冷めやらぬ状態で後半のKICKOFF。

第3Q,ファルコンズの1stシリーズ、
「ペイトリオッツ王朝」の息の根を止めるには先に追加点がほしいが、あっさり3&OUT、
しかもパントリターンで34yのロングゲインを食らい、思わしくない。

ハーフウェイに近い地点から攻撃をはじめたペイトリオッツだったが、こちらも3&OUT、
するとファルコンズは17y、35yと#18WRゲイブリルにパスを集め、
最後は#26RBコールマンに6yのTDパス、8プレイ、4:41で先に追加点を奪った、28-3。

以前も書いたがTDで入る点は最大で8点、(6点獲得後、キックで1点かTDを狙う2点か選択)
25点差、って3TDでも追いつかない点差なのですね。
3回攻撃して追いつけないというのはフットボールとしては致命的なわけです。

あれえ、本当にNFCのチャンピオンシップと同じ展開、世紀の凡戦になっちまったのかよお、
とこの時点では思ってました。

しかしHCベリチェックとQBブレイディ、そしてペイトリオッツは死んでいたわけでなかった。

次のシリーズ、4thダウン・ギャンブルやQBスクランブルでみるみるボールを進め、
13プレイ、6:25をかけた最後は#28RBホワイトに5yのTDパスが通った。
しかしPATのキックが外れ、28-9に。
一応、19点差=3シリーズあれば追いつける点差になりはしたが、
キャッチアップする側がキックをミスするなどプロとしてはありえない失敗、
ペイトリオッツがいつものペースを取り戻したとは言い難い。

ファルコンズとしては25点差もある状態で、点を奪われても時間を費やしてくれれば、
ゲームセット=勝利に近づくわけなので悪い展開ではない。
ファルコンズの守備が緩んだわけではなく、若い守備陣はボールへの集まりが早く、反応はいい、
どちらかというとペイトリオッツの攻撃が持ち前にリズムを取り戻した感じだ。

直後のシリーズ、ペイオリオッツがオンサイド・キックで仕掛けてきたが、ファルコンズがキープ。
好位置からの攻撃で時間を費やしつつ、追加点がほしいファルコンズだったが、ファールで後退、
さらに3ダウンでQBサックを食らい、3&OUT。
第4Qに入ったものの、2:15しか時間を消費できなかった。

field.jpg
パントを受けたペイオリオッツは13yからのロング・ドライブ、
ゴール前7yまで迫ったが、#97DTジャレットにQBサックを食らい、5y後退、
さらに2プレイ後、ふたたびジャレットにサックを食らい、やむなくFGに、28-12。
DTジャレットは2年目、若い守備がゴールラインを守った。

じわじわ迫るペイトリオッツを引き離したいファルコンズだったが、
このシリーズでも3ダウンでQBサックを食らい、今度はファンブルでボールを失った。
ファルコンズOCの選択が単調なのか、はたまた百戦錬磨のペイトリオッツDCの読み勝ちか、
ここでもファルコンズは1:20しかボールを持つことができなかった。

試合時間残り8:24、ゴール前25yでボールを奪ったペイトリオッツはパス・アタックを重ね、
#80WRアメンドラへ6yのTDパスが決まる、2pコンバージョンも成功し、28-20。
5プレイ、2:28でファルコンズの背中が見えるところに迫った。

残り5:56、ボールを受けたファルコンズはFGの3点でもいいので先に追加点を得れば、
大きく勝利を引き寄せることになる。
そんな状況下、RBフリーマンの39yパス、エース#11WRジョーンズの27yミラクル・キャッチなど、
ファルコンズらしいテンポのいい攻撃がリズムを紡ぎはじめた。

しかしリーグ1位のペイトリオッツ守備が立ちはだかる。
#91DEフラワーのQBサックで12y下げるとさらに3rdダウンで反則を犯し、3rd&20という苦境に。
結果、FGレンジ踏み込めず、ハーフウェイを越えたあたりでパントに。
時計も2:26しか消費できなかった。

残り3:30、こういう苦境を何度も乗り越えてきたペイトリオッツが当たり前のようにボールを進めていく。
失点だけを警戒して守るファルコンズはどうしても受身に回ってしまい、
これまでの5QBサックとキレのよかった若い守備が「らしさ」を欠く。

#11エデルマンへの23yパス、落としたかに思えたが、相手の足首に当たったところを確保、
地面スレスレでパス・キャッチ、こののち繰り返しリプレイされるであろうミラクル・キャッチだ。
ペイトリオッツは窮地の状況で「しなくてはならないこと」と「してはいけないこと」がわかっている。
ラストはRBホワイトに13y、7yのパスを通し、1yのラン、TDを奪った。
当然のように2pコンバージョンにトライするとWRアメンドラへパス成功、10プレイ、2:23かけ、
レギュラー・シーズンでもお目にかかれない2連続2p成功で、28-28の同点に。

この時点でファルコンズは勝利の女神に見放されてしまったのかもしれない、
あるいは「愛国者」の魔法にかかってしまっていたのかもしれない、
試合時間は0:57残っていた、リーグ1位の攻撃力を持ってすれば、
FGレンジにボールを運び込むことは不可能ではなかったはずだ。

だがサイドラインのコーチ陣とフィールドの攻撃陣にその術も戦術もなかった。
4回の攻撃で16y進んだだけでパントに終わるという、
酷い結末に急いで向かって走るような終わり方をしてしまった。
ほんの少し前まではあれだけバカスカ点が入っていたというのに。

確かにT.O.(タイムアウト)は残っていなかったが、
NFLのレベルであれば、得点を上げるには充分な時間が残っていたといえる。
しかしファルコンズはそれをモノにする戦術を持っていなかった。
あるいは今シーズン、圧倒的な攻撃力を誇ったため、
このような逆転を要とするシチュエーションに陥っていなかったのかもしれない。

レギュレーションの時間は終了、試合はスーパーボウル史上初のオーバータイム(OT)に突入した。


ビジター扱いのペイトリオッツがコイントスをコールし、「レシーブ」を選択。
こうなるとすべてがキャッチアップしたチームに流れていくような気がする。

いつもの止まらないペイトリオッツ・オフェンスが展開し、わずか6プレイでゴール前15yに迫った。
NFLのOTはサドンデス・ルール、しかしFGでは相手にも攻撃権が与えられる、
TDを奪ったときのみ、ゲーム・エンドのルールだ。
FGは確実だがペイトリオッツとしてはTDを奪い、相手にボールを触らせることなく試合を決めてしまいたい。

そういった状況でミスを犯したのはファルコンズだった。
ゴール前2yで#59LBキャンベルがパス・インターフェアランスの反則を犯してしまう。
奇しくも彼はディフェンスのウリでもあり4人のルーキー先発メンバーのうちの一人だった。

ゴール前2yで4度の攻撃チャンスを得たペイトリオッツ、TDを奪うのはもはや容易いこと、
最後はRBホワイトが飛び込み、勝利をものにした、34-28。

ペイトリオッツ ○34-28● ファルコンズ

trophy.jpg

振り返ると「ファルコンズが勝てる試合を落とした」という印象だが、
落としたところをそっくり浚っていったペイトリオッツはさすがだ。

「フットボールにおいて前半と後半は別の試合だ」という格言があるが、
第3Qまで、つまりゲームの3/4はファルコンズの試合だった。
劣勢のペイトリオッツだったが最後に勝っていればいい、というHCベリチックの哲学がチームに染込んでいた。
だから何点差だろうと得点を取る時間さえ残っていれば、点差は意にも介さなかったわけだ。

一方のファルコンズは相手の3rdダウンやラストのゴール前でたびたび反則を犯し、
相手の窮地を自らの助けてしまった、トドメを刺すべきシーンでの助け舟を何回も出してしまっていた。
同時に勝利を確実にするための「3点」を奪いにいくことができなかった。
戦後にはおそらく語られるであろう「3rdダウンでのパス選択(結果、2サック、1ファンブル)」は、
HCクインのタイム・マネージメントの甘さが現れた形か。
フットボールは点を奪い合うゲームではあるが、時計とも戦うゲームであることも忘れてはならない。

こうして第51回SUPEBOWL(SB)はペイトリオッツ・オフェンスの記録づくめで終わった。

まず25点差からの逆転はこれまでの10点差を大きく塗り替えての記録。
QBブレイディは62回投げ、43回成功、466yのSB新記録で4度目のMVPに。
またRBホワイトは14キャッチ、RBでの110yレシーブ、20得点という新記録を樹立、
ブレイディいわく、「MVPはホワイトだ」というのも頷ける。

ブレイディはジョー・モンタナやテリー・ブラッドショーの4度を越え、5度目のSB勝利、
今シーズン、開幕から4試合の出場停止を経ての勝利だけに別格の思いだろう。

チームを率いたHCベリチックは7度の出場、5度の勝利、
ドン・シュラ、トム・ランドリーといった歴史的名将を越え、NFL最多を数える。

「凡戦が多い」といわれるSUPERBOWLは歴史に残る大激戦で的を閉じた。
このフレーズはもう使わないほうがいいかもしれないですね。


9月頭のKICKOFFにはじまり、2月頭のSUPERBOWL、NFLは約5ヶ月間でシーズン・エンド。

とはいえ、すでにサンディエゴ・チャージャーズがLA移転を発表、
オークランド・レイダーズはラスベガスへの引越しを模索中など、オフの話題も豊富そうですが、
7月のトレーニング・キャンプ、8月のプレ・シーズン、そして9月のKICKOFFまで、
NFLのフィールドは遠くなります。

こちらもちょっとご無沙汰の現地取材の企画でも練り直しつつ、シーズンを待つことにしましょう。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-13 (ミネアポリス&デンバー取材)

Are You Ready for ???




話題の商品がお得に試せる【サンプル百貨店】
Blog Ranking≪旅行部門≫をチェック!★
ポチっと≪海外一人旅ランキング≫をチェック!★
読み終わったら≪海外旅行ランキング≫をチェック!★
blogramランキング参加中!


Conference Championships 2017 [Sports]

AFC.png

PLAYOFFを戦い抜いた最後の2チームがSUPERBOWLの出場を争う最後の大一番、
『Conference Championship Games』。

毎年記してますが、チャンピオンシップの2試合は「シーズンでもっとも質の高い試合」といわれてます。

日本でも有名なSUPERBOWLがオマケに思えてしまうぐらい、
数々の名勝負が繰り広げられてきた『カンファレンス・チャンピオンシップ』。

SUPERBOWLは立候補地で行われるので、
フットボールならではのHOME&AWAY感がやや薄れるわけですね。
HALF TIMEにビッグ・アーティストが登場するなど全世界生中継の大イベントなだけに、
ゲームとしては「凡戦が多い」などといわれております。

それも4地区制の導入やワイルドカード枠の増加などでプレイオフの質が高まり、
必然、SUPERBOWLも接戦が繰り広げられるようになってきましたけどね。
それでも『カンファレンス・チャンピオンシップ』が一番質の高い試合であることに変わりはナシ。
ホント、このゲームのために9月からレギュラー・シーズンを見ている気がします。
試合の質からいうとSUPERBOWLはオマケ感すら漂う、というのはチョット言い過ぎカナ。

NFL-Bracket-Chanp.jpg

現地時間1月22日、まずはAFC CONFERENCE CHAMPIONSHIPSからKICKOFF。

#4 Green Bay PACKERS @ #2 Atlanta FALCONS by FOX
http://www.nfl.com/gamecenter/2017012200/2016/POST20/packers@falcons?icampaign=GC_schedule_rr#menu=gameinfo&tab=videos

シーズン成績は
GB 攻撃 ラン 20位、パス 7位、トータル 8位
ATL守備 ラン 17位、パス28位、トータル25位

パッカーズはリーグ1位の14TDを上げた#87TEネルソンが肋骨を骨折したがなんとか出場、
#12QBロジャースの第一ターゲットなので彼の存在のアルナシは攻撃成立に影響する。

ATL攻撃 ラン  5位、パス 3位、トータル 2位
GB 守備 ラン  8位、パス31位、トータル22位

視野の広いQBが攻撃を牽引し、爆発的な得点力を誇るオフェンス偏重の両チーム。
ファルコンズはシーズン後半からプレイオフにかけて、ディフェンスが成長中、
さらにはシーズン通し、OL陣が先発メンバーを維持しているリーグ唯一のチーム、
と健康面とチーム状況にはアドバンテージが多い。

一方のパッカーズは前記のネルソンのほかにも主力選手のホトンドがケガを負い、
良いとはいえないチーム・コンディション。
とはいえ、そんな彼らには8年連続プレイオフ出場の経験と自負がある。

GBatATL-championship.jpg

パッカーズが#1シードのカウボーイズを破ったことで、
ファルコンズには思わぬ「ホーム・フィールド・アドバンテージ」が回ってきた。
先週で最後となるはずだった『Georgia Dome』に追加のラストゲーム、ファンにはたまらない贈り物だ。

ボールを受けたファルコンズの1stシリーズ、13プレイを重ね、6:36を費やし、
最後はゴール前2y、ショベルパスが決まり、7-0と先制。

同じく攻撃力を誇るパッカーズもテンポよくボールを進めるが、
サック王#44LBビーズリーのプレッシャーがキツイ。
レッドゾーンに踏み込むことができず、23yでストップ、
結果41yのFGトライ、しかしこのイージー・キックが外れてしまった。

AWAYのパッカーズとしては3点でもよかったのでキッチリ反撃の狼煙を上げ、
さあ、続いての展開へ、と繋げたかったが結局、この失敗が最後までチームに影響を及ぼしてしまった。

相手がミスをしたら畳み掛けるのは兵法の常識でもあり、スポーツの常道でもある。

続くシリーズ、ファルコンズはふたたび12プレイ、5:21と時間をかけ、
47yのFGで追加点を上げた、10-0。

こうしてパッカーズ守備陣は疲弊し、ファルコンズ守備陣は得点も得て、フレッシュな状態、
そういう守備を相手にそれぞれの攻撃陣が戦いを挑み続けるのだから、結果も見えてくる。


第2Q早々、パッカーズはふたたび23y地点へ。
#22RBリプコウスキが12yのロング・ゲインでゴール前に迫る勢いを見せたが、
#32CBコリンズがボールをかき出しファンブルさせると自らリカバー。
パッカーズは反撃の得点どころか、ゴール前でボールを失う、魔の23y地点か。

ボールを奪うとエースレシーバー#11WRジョーンズへボールを集め、
最後は#2QBライアンがスクランブルから14yを走り、TD、17-0に。

前半終了前、得点がほしいパッカーズだったが、
#12QBロジャースがQBサックを受け、11yのロス、
3rd&21でロングパスに挑んだが、#37FSアレンがINT、ミスを重ねる結果に。

前半残り1:50、しっかり時間を消費し、ゴール目5yに迫る。
リードしている立場からするとFGでの追加点でも充分だったが、
残り7秒、エースWRジョーンズにTDパスを貫いた、24-0。

手を緩めれば寝首を掻かれる、それがプレイオフ、
HCクインは就任2年目ながらポスト・シーズンはどう戦うべきなのか、シーホークスで学んだのだろう。

ファルコンズは前半だけで8人に投げわけ、325yを稼いだ。
周囲の予想を裏切り、一方的なスコアで前半を折り返した。


第3Q、ボールを受けたパッカーズだったが3&OUT、
するとファルコンズは2プレイ目でWRジョーンズがパスキャッチすると73yを独走、31-0に。
TD+2ポイントの8点を得ても、4シリーズが必要な計算、この独走劇でゲームは決まってしまった。

その直後、12プレイ、4:32とパッカーズらしいじっくりとした攻撃でTDを奪い返す、31-7。
ここからTDの奪い合いとなり、37-7(PAT失敗)、37-15(2P成功)、
第4Qに入っても44-15、44-21(PAT失敗)と、前半についた点差のまま、試合を終えた。

パッカーズはケガで先発を欠き、後を埋めた若手にパス・ドロップが多く、攻撃はリズムを掴めずじまい。
試合中にも4人をケガで欠くという災難にも見舞われ、
一方的な展開となったラストにはQBロジャースもサイドラインに下がるという状態に。

18年ぶり、2回目のSUPERBOWL出場となったファルコンズ、
シーズン通して先発メンバーが健在だったOLラインはQBライアンに安心感と時間をもたらしていた。
392y、4TDという数字がそれを表しているといってもいいだろう。
エースWRジョーンズは180yを獲得した。

全米でも貴重な4大フランチャイズ(MLB,NBA,NHL,NFL)を抱える大都市アトランタだが、
チャンピオンを生み出したのは1995年のMLBブレーブス以来のことだ。

#4パッカーズ● 21-44 ○#2ファルコンズ

NFC.png

同日、NFC終了後にAFCがKICKOFF、フットボール・クレイジーはTVの前から動けない。

#3 Pittsburgh STEELERS @ #1 New England PATRIOTS by CBS
http://www.nfl.com/gamecenter/2017012201/2016/POST20/steelers@patriots#menu=gameinfo&tab=videos

シーズン成績は
PIT攻撃 ラン 14位、パス 5位、トータル 7位
NE 守備 ラン  4位、パス12位、トータル 8位

先週のチーフス戦でTDを上げられなかったスティーラーズが、
平均失点リーグ1位のペイトリオッツ守備からどう得点するのかがこの試合を執するキーだ。

NE 攻撃 ラン  7位、パス 4位、トータル 4位
PIT守備 ラン 13位、パス16位、トータル12位

かつては「スティール・カーテン」と異名とともに守備がウリのチームも今は変貌、
リーグ駆使の破壊力を誇り、多彩でもあるペイトリオッツの攻撃をどう止めるのか。

雨が降りしきるボストン郊外フォックスボロにある『Gillette Stadium』、東海岸時間18:40にキックオフ。
8度のSUPERBOWL出場を誇る両チーム、9度目のチケットを手にするのはどちらなのか。

PITatNE-championship.jpg

ボールを受けたペイトリオッツ、わずか6プレイでFGを決め、3-0とあっさり先制。
3&OUTの応酬から得点を奪ったのはペイトリオッツ、ノーハドルを交えつつ、ボールを進め、
最後は#15WRホーガンに16yのTDパスが通り、10-0に。

先週、170yを走った#26RBがホールを見つけて走るスタイルでランを重ねるが、
左股関節を痛め、ロッカー・ルームに下がった。
それにも関わらず、じっくりボールを進め、13プレイ、6:16をかけ、
最後は#34RBウィリアムスが飛び込み、久々のTDを奪った、10-7。

そんな反撃をあざ笑うかのように9プレイ、3:48、
#33RBルイスとの「フリー・フリッカー」から34yのパスが通り、
WRホーガンがふたたびエンドゾーンに駆け込んだ、17-6。

一戦必勝のプレイオフでこういったスペシャル・プレイを出せるチームは本当に強い。

スティーラーズもプレイオフ常連、あきらめず15プレイ、6:04をかけ、
ゴール前5yまでボールを進めるがTDを奪えず、FGで17-9。
RBベルが好調でもTDを奪えなかったユニットが彼を欠いたことは大きな痛手、
前半終了前にTDを奪えていれば、試合の展開は変わっていたに違いない。


後半のキックオフ、ボールを受けたスティーラーズは3&OUT、
それを確かめるようにペイトリオッツはFGで追加点を重ねる、20-9。
フットボールでは追いかけるチームが精神的優位を得るといわれているが、
先に得点をされるとその優位性は一瞬で失われてしまうのだ。
前半終了間際にFG止まり、後半先に点を奪えなかったことは追いかけるスティーラーズには大きな痛手だ。

膠着状態に陥りそうだったがそれを切り裂いたのはやはりペイトリオッツだった。
三たび、WRホーガンが39yのロング・ゲイン、このシリーズをTDに結びつけ、27-9に。

直後のシリーズ、最初のプレイで#17WRロジャースがファンブル、
ペイトリオッツがボールを奪うとわずか4プレイで#11WRエデルマンにTDパスが通る、33-9。(PAT失敗)

第4Q、2y残してのギャンブルも失敗、RBベルの負傷で「キラーB」は精彩を欠く。
守備の奮起でペイトリオッツの攻撃を止めるも、直後のプレイでINTを喫し、八方塞りの状況に。

ペイトリオッツは着実にFGで追加点を重ね、36-9、
ノーハドルを重ね、なんとかTDを奪い、36-17(2P成功)、しかし時すでに遅く、勝負は決した。


WRホーガンはキャリア・ハイの180y、QBブレイディはポスト・シーズン記録の384y、
QBロスリスバーガーはポスト・シーズン4度目の300yオーバーを記録、
しかし皮肉にも4度とも敗れている。

ブレイディ、HCベリチックは7度目、オーナー・クラフトは8度目のチャンピオンシップでリーグ最多、
そんなペイトリオッツがリーグ記録となる9度目のSUPERBOWL出場を決めた。
(ブロンコス、カウボーイズ、スティーラーズが8度)

彼らとファンの合言葉は「One More Game, One More Win」、その言葉通り、目指す勝利はあとひとつだ。

#3スティーラーズ● 17-36 ○#1ペイトリオッツ

前述したこととは正反対にチャンピオンシップの2試合は一方的な展開に。
敗れた両チームはケガ人の多さが試合運びに大きく影響した。
能力の高い先発メンバーが故障しないことが重要だが、
それを支えるバックアップにも質の高いプレイヤーを抱えるチームが真の強さを発揮するのだ。

単純にいい選手を揃えるだけではタフなNFLでは生き残れない。
フレッシュなファルコンズ、層の厚いペイトリオッツ、そんな彼らがヒューストンで対峙する。

Are You Ready for Some Football ?


Booking.com!
読み終わったら≪海外旅行ランキング≫をチェック!★




Divisional Playoff 2017 [Sports]

DIV.png

4試合すべてシード上位、つまりは地区優勝チームが勝ち上がったWILD CARD PLAYOFF。

昨年は上位チームがすべて負ける、というNFL史上初のデキゴトが起こりましたが、
上位チームがすべて勝つ、というのもプレイオフ史上3回目のデキゴトだそうで。

いよいよシード1位、2位という真の成績上位チームが一週間の休息を経て、登場。
夏の暑さが残る9月のキックオフ時とは異なり、チームの戦術やコンビネーションは熟成を増しますが、
シーズン終盤となると故障者も増え、チーム状況はもはやガラリと変わっていますからね、
ここにきての「BYE WEEK」は非常に大きなアドバンテージ。

さらに「ホーム・チームの勝率が6割」といわれるNFLでは、
「ホーム・フィールド・アドバンテージ」のあるなしがとても重要。
気候、気温、フィールド・ターフ、ドーム、オープエア、そしてクラウド・ノイズ・・・
地元開催権を持つだけで圧倒的に有利になるのがアメリカン・フットボールでもあります。

そのため、少しでも上位成績、勝率上位に、とレギュラー・シーズン16試合目まで気を抜いた戦いができないわけで。

後半にチーム状況を仕上げ、勢いそのままポスト・シーズンの席を奪い取ったチーム、
開幕ダッシュの蓄えで後半失速しつつもなんとかポスト・シーズンに滑り込んだチーム、
16試合を戦い抜いて勝ち残ったチームが一戦必勝のプレイオフ・トーナメントでしのぎを削る。
ディビジョナル・プレイオフはその第2ラウンド。

その試合がおもしろくないわけがない。

NFL-Bracket-DIV.jpg

現地時間1月14日、Divisional Playoff Games、まずはNFCからKICKOFF。

#3 Seattle SEAHAWKS @ #2 Atlanta FALCONS by FOX
http://www.nfl.com/gamecenter/2017011400/2016/POST19/seahawks@falcons#menu=gameinfo%7CcontentId%3A0ap3000000774246&tab=videos

シーズン成績は
SEA攻撃 ラン 25位、パス10位、トータル12位
ATL守備 ラン 17位、パス28位、トータル25位

地区優勝のチームながらともに凡庸な成績、とはいえファルコンズ守備はシーズン後半、変貌を遂げつつある。

ATL攻撃 ラン  5位、パス 3位、トータル 2位
SEA守備 ラン  7位、パス 8位、トータル 5位

両チームの売りはこちらの成績にしっかり現れた。
守備でガッチリボールを止め、いいポジションから攻撃をはじめられるので、
さほどの破壊力がなくでも地区優勝を飾ったシーホークス。
QBレイティング1位を刻んだ#2QBライアンは15人のレシーバーに投げ分け、
リーグ1位の得点力をファルコンズにもたらしている。

端的にいえば「守備VS攻撃」の闘いとなり、
一発勝負のプレイオフやスーパーボウルでは好不調の波がない「守備」が有利、といわれているが、
フィールドはファルコンズのホーム、『Georgia Dome』だ。

W6の対戦はファルコンズ@シーホークスで26-24でシーホークスが勝利しているが、
NFLでは3ヶ月前のチームは別のチームといっていいほど状況が変わる。

SEAatATL-div.jpg

1stシリーズ、キックオフのボールを受けたシーホークスがそのままボールを進め、TDを奪う。
14プレイ、8:34と丁寧なプレイを重ね、アウェイに必要な先制点、7-0。

しかし返す刀でファルコンズも13プレイ、7:12を重ね、TDを奪い、7-7の同点に。

シーホークスは33yのFGを入れ、10-7と主導権を保ち続ける。
さらにファルコンズの攻撃を3&OUTに押さえ込んだが、
パントのボールがゴール前7yにまで転がり込んでしまう。
するとファルコンズ守備陣が奮起、次のランを-3yと押し戻し、ボールはゴール手前の4yに。
なんとここで#3QBウィルソンが足を取られ、セイフティの2点を失う、10-9。
小さな得点だが、これでファルコンズ守備をすっかり波に乗せてしまった。

続いてのフリーキックをしっかりFGに繋げ、12-10と逆転。
さらにはシーホークスの攻撃を守備陣が3&OUTに押さえ込むと、
攻撃陣がこれに応え、#26RBコールマンへ14yのTDパスが通り、あっさり突き放し、
前半を19-10で折り返した。


後半、キックオフを受けたファルコンズ、パスが通るとランアタックも容易くなる。
13プレイをかけて、#24RBフリーマンへ1yのTDパスを通し、26-10に。

NFLではタッチダウンで6点、その後のPAT(Point After Touchdown)がキックなら1点、
ボールを持ち込めば2点が加わる。
TD+2点のPATで8点を上げることは不可能ではないが、2ポイントは成功率が低いため、
通常、1シリーズで上げられる得点は「7点」と見なす。
そのため16点差は3シリーズが必要な点差、かなり重い点差だ。

攻撃がじっくり得点を上げてくれれば、守備はしっかり休め、アサイメントも確認ができるという、
チーム内の好循環が生まれてくる。
充電完了のファルコンズ守備陣はシーホークスのOLを切り裂き、QBウィルソンにプレッシャーをかけ続けた。
その状況下ではエンドゾーンは遠く、FGの3点がやっと、26-13。
ファルコンズは無理せず、FGを返しておけば安全圏の点差が保たれる、29-13、そして第4Qへ。

パス・プロテクションの悪さから、QBウィルソンがINTでボールを失う。
もはや守備を売りにしているチームはファルコンズかのよう。
奪ったボールを攻撃陣はエンドゾーンに運び込み、36-13、
シーホークスの攻撃に光明なく、守備陣はテンションが切れ、絶望的な点差が開いた。

直後のキックオフ、#17KRヘスターが79yを走り、
最初のプレイで#89WRボールドウィンに31yのTDパスが通ったが時すでに遅し、
36-20、開いた点差のまま、ゲームを終えた。

ファルコンズはチャンピオンシップ一番乗り、カウボーイズが勝てばアウェイ、
パッカーズが勝てばホーム、それが『Georgia Dome』でのラストゲームになる。
老朽化した『Georgia Dome』のすぐ隣に現在新スタジアムを建設中、
来シーズンは新居『Mercedes-Benz Stadium』(仮称)での開幕が決まっている。

ファルコンズHCクインは2013-14年、シーホークスHCキャロル配下でDC職に就いていた。
「The Legion of Boom」を作り出した功績でファルコンズにHCとして招かれ、師に恩を返した形に。

#3シーホークス● 20-36 ○#2ファルコンズ

HOUatNE-div.jpg

続いて同日にAFCも東海岸でKICKOFF。

#4 Houston TEXANS @ #1 New England PATRIOTS by CBS
http://www.nfl.com/gamecenter/2017011401/2016/POST19/texans@patriots#menu=gameinfo&tab=videos

シーズン成績は
HOU攻撃 ラン  8位、パス29位、トータル29位
NE 守備 ラン  3位、パス12位、トータル 8位

ペイトリオッツの守備成績が意外にもいいのは圧倒的な攻撃力に引っ張られての数字という面も。
得点を上げてくれれば、守備はラクに守れるという数字のマジックが見え隠れする。
その守備に対し、#17QBオズワイラーのパスがどこまで通用するのかがカギ。

NE 攻撃 ラン  7位、パス 4位、トータル 4位
HOU守備 ラン 12位、パス 1位、トータル 1位

リーグ最強守備とリーグ屈指の攻撃力の対峙、この試合の見どころがこの数字に現れているといって過言ではない。
シーズン終盤、#99DEワットをケガで欠きながら、この成績を刻んだ守備に期待が募る。
パス1位の守備陣は#12QBブレイディとタレント豊富なレシーバー陣をどう封じ込めるのか。

もはや「プレイオフ常連」でなく「スーパーボウル常連」のペイトリオッツのホーム『Gillette Stadium』に、
「スーパーボウル開催地チームは出場できない」というジンクスを抱えたテキサンズが乗り込む。

まずは様子見、探り合いの3&OUTを重ね、ペイトリオッツの2ndシリーズ、
22yパス、そして#33RBルイスへ13yのTDパスが通り、わずか0:43で7-0と先制。

続くテキサンズはガマンのプレイを重ね、14プレイ、8:1を費やし、FGを返し、7-3。

そのガマンをあざ笑うかのように先ほどKRルイスが98yのキックオフ・リターン・タッチダウン、
わずか15秒で14-3に。
一戦必勝のゲームでは喫してはいけないスペシャル・チームのビッグプレイをアウェイのテキサンズが許してしまった。

第2Qに入り、ペイトリオッツは最初のプレイで#14WRフロイドがボールをはじき、INTを喫す。
このミスに攻め込みたいところだが、ペイトリオッツ守備が踏ん張り、FGに押し留めた、14-6。

重ねてペイトリオッツがミスを犯す。
先ほどスポットを浴びたKRルイスがファンブル、12y地点でボールを失うと、
QBオズワイラーが10yのTDパスを決め、14-13と1点差に。

なぜここで2ポイント・コンバージョンを狙わなかったのかは小さな疑問。
フットボールでは1点差も2点差も変わらないのだから士気を上げるためにも果敢に挑むべきだったのは。

テキサンズは持ち前の守備でパスは許すが得点は許さず、前半終了前のFGのみに押し留めたが、
攻撃陣は2度の3&OUTと応えてくれないところがなんとも歯がゆい、17-13。


第3Q、互いに3&OUTを重ねた後、2度目のシリーズ、9プレイで19yのTDパスが通り、24-13に。

そしてテキサンズが先にミスを犯してしまう。
QBオズワイラーがINTを喫してしまうが守備がなんとか押し留め、
得点を与えず、ボールを取り戻すが、その後の攻撃もコアとなるプレイが見出せないまま。
しかしガマンを重ねていると守備がチャンスを生み出した、#29CBハルがINT、
レギュラー・シーズン432回で2INTのプレイディから今夜31回投げ、2度のINTを奪った、
これこそプレイオフの怖さだ。

しかしこのボールをTDに結び付けられず、FGの3点止まり、24-16。
点差的には1シリーズ差の攻防が続いているが、2度のミスで追いつけないテキサンズの攻撃力、
あるいはそれがオズワイラーの限界か。
守備が耐え続けていたが、オズワイラーが2度目のINTを喫する。
するとわずか2プレイ、28秒でRBルイスがエンドゾーンに駆け込み、31-16に。
ファンブルでボールを失うミスを犯したRBルイスはパス、キックオフ、ランと3種のTDを記録、
この日のうちに名誉を取り戻した。

相手がミスを犯した後にかならず仕留める、それが常勝チームの必是、
チャンスをモノにできなければ、ただ敗れ去るだけだ。
そのままキープレイを見出せないテキサンズに対し、
時間を消費するだけのペイトリオッツはしっかりFGを重ね、34-16、ゲームは幕を閉じた。

テキサンズは開催地ジンクスを破ることはできず、ここでシーズンが終了した。
ペイトリオッツは6年連続チャンピオンシップ進出のNFL記録を樹立している。
もちろん彼らの目指すところはもっと先のところにあるはずだ。

#4テキサンズ● 16-34 ○#1ペイトリオッツ

GBatDAL-div.jpg

1月のNFLファンは忙しい、15日にも2つのゲーム、まずはNFCからKICKOFF。

#4 Green Bay PACKERS @ #1 Dallas COWBOYS by FOX
http://www.nfl.com/gamecenter/2017011501/2016/POST19/packers@cowboys#menu=gameinfo&tab=videos

シーズン成績は
GB 攻撃 ラン 20位、パス 7位、トータル 8位
DAL守備 ラン  1位、パス26位、トータル14位

ラン守備こそリーグ1位のカウボーイズ守備陣だが、パス守備は目を覆いたくなる成績。
#12QBロジャースを中心に展開するパッカーズのパス攻撃を彼らがどう止めるのかが注目。

DAL攻撃 ラン  2位、パス23位、トータル 5位
GB 守備 ラン  8位、パス31位、トータル22位

ルーキー#21RBエリオットの執拗なラン・アタックでリーグ2位の成績を刻んだカウボーイズ、
迎え撃つパッカーズ守備陣もラン・ストップはお手のもの、
ルーキーRBが切り裂くのか、手練れの守備がプレイオフのキビシさを見せつけるのか注目。

エースQBロモの骨折により、開幕から先発の座を得た#4QBプレスコット、
ルーキーとは思えない安定ぶりを見せると13勝を上げ、シード1位の座に駆け上がった。
同じくルーキーのRBエリオット、ベテラン#88WRブライアントとのコンビ、
新「トリプレッツ」が今シーズンの話題をさらったことは間違いない。

そのフレッシュな彼らと8年連続プレイオフ出場、勝ち味を知る「常連」が対峙するのは、
6年前の第45回スーパーボウルでパッカーズが勝利を掴んだ『AT&T Stadium』(当時『Cowboys Stadium』)だ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31『Cowboys Stadium』完成記念取材

1stシリーズ、ボールを受けたカウボーイズは8プレイ、3:37を使い、FGで先制、3-0。
パッカーズは返す刀でわずか5プレイで34yのTDパスを決め、逆転、7-3。
ただのロングパスでなく、守備のオフサイドでフリープレイになったところを決めるという老獪さを見せた。

重ねてQBロジャースが5人レシーバーに投げ分け、最後は#88RBモンゴメリーが駆け込み、
エンドゾーンへ、これで14-3と突き放した。

カウボーイズは今シーズン、ホームで10点差を背負ったのが最大、というデータが。
その点差に動揺したのか、その後も要所でファールを犯し、無用に相手ボールを進めてしまい、
最後はRBモンゴメリーが1yを持ち込み、21-3と致命的な点差に。

ここでトリプレッツが機能、WRブライアントに40yのTDパス、21-10と反撃の兆しを見せる。
さらに前半終了前、15yまで攻め込み、FGを決め、24-13にして折り返すことに。
ここは「3rd&10」となったがレッドゾーンだけにギャンブルに挑んでほしかったところ、
なにせプレイオフの一戦であるのだから、安全策よりも食い下がる意気込みがチームには必要な気がした。


第3Q、ボールを受けたパッカーズは小気味いいパスが通りはじめ、
最後はプレイアクションからTDパスが決まり、28-13に。
追い上げるカウボーイズが先に点を入れなくてはならない状況でそれをあざ笑うかのような追加点だ。

ラン攻撃に巧妙を見出しはじめたカウボーイズだったが、先にミスを犯してしまった。

ゴール前19yに迫ったところでINTを喫した、反撃どころかボールを失う破目に。
しかし守備陣が奮起、直後のシリーズで#38SSヒースがパスをINT、
318回目、INTなしのQBロジャースからパスを奪ったことで流れを大きく引き寄せることになりそうだった。

しかし歴戦の兵が揃うパッカーズはカンタンに攻撃を許さない、時計は流れ、第4Qに。
カウボーイズは5:40かかり、ようやく6yのTDパスが決まる、28-20。

勢いを駆るカウボーイズ守備はQBサックでボールを戻し、次の攻撃につなげる。
WRブライアントへのパス、RBエリオットのランと攻撃にリズムが出てきたカウボーイズ、
最後はWRブライアントへ7yのTDパスが決まった。
ここで同点を狙った2ポイント・コンバージョンに挑む、QBブレスコットが走りこみ、28-28の同点に。

しかし時計は4:08残っている。

続くシリーズ、繰り返されるQBロジャースのパスがカウボーイズ守備陣を苦しめる。
SSヒースが2度目のINTを決めたかに思われたが、反則で取り消し、
なんとか止めはしたが、56yというロングレンジのFGを決められ、31-28に。

試合終了まで1:33、カウボーイズはタイムアウトを1つ残しており、逆転のTDを奪うには充分の時間が残った。

小気味よいパス攻撃が続く、しかしエンドゾーンはおろか、レッドゾーンも遠く、
わずか58秒しか消費できず、52yのFGで31-31と同点止まりに。

しかも0:35「も」時計が残ってしまっていた。

タッチバックの25y地点からという状況、もちろんカウボーイズ守備はそうカンタンにパスは許さない。
誰もがオーバータイム(OT)への突入を思い描いていた。
そんななか、QBロジャースとパッカーズ攻撃陣はエンドゾーンを見据え、少しでも前を目指していた。
そう、彼らにとっては手馴れたシチュエーション、OTのことは笛がなってから考えればいいのだ。
#89TEクックへ35yのサイドライン・パスが投げ込まれる、
クックは当たり前のようにインバウンズに両足を残し、パスをキャッチ、ボールは33yラインに置かれた。

残り3秒、51yのFGはキレイにゴールポストを越え、34-31、その瞬間に試合は終了した。

最後まで集中を切らさなかったパッカーズ、NFLはこうやって勝ち残るのだと、
ルーキーたちに見せつけたようでもあった。
カウボーイズの「トリプレッツ」は次世代を担えるのか、はたまたプレイオフで勝てないロモのようになってしまうのか。

#4パッカーズ○ 34-31 ●#1カウボーイズ

PITatKC-div.jpg

続く試合は天候不良のため、時間をずらしてKICKOFF、ナイトゲームでの戦いとなった。

#3 Pittsburgh STEELERS @ #2 Kansas City CHIEFS by NBC
http://www.nfl.com/gamecenter/2017011500/2016/POST19/steelers@chiefs#menu=gameinfo&tab=videos

シーズン成績は
PIT攻撃 ラン 14位、パス 5位、トータル 7位
KC 守備 ラン 26位、パス18位、トータル24位

重厚なラン攻撃を得意とするスティーラーズだが、パス攻撃のチームに変貌、
3人のイニシャルから「KILLER B」と呼ばれるトリプレッツをチーフスがとめられるか。

KC 攻撃 ラン 15位、パス19位、トータル20位
PIT守備 ラン 13位、パス16位、トータル12位

攻撃、守備ともに凡庸な成績が並ぶチーフスだが、ターンオーバ・レシオ+33でリーグ1位、
失点はチーグ7位とヤードは失っても得点は失わず、さらにはボールを奪い、攻撃に繋ぐという展開で、
シード2位の座を掴んだわけだ。
一戦必勝のプレイオフでは堅実な守備こそ頼りになる。

リーグ屈指のクラウド・ノイズで有名な『Arrowhead Stadium』に3年連続プレイオフのスティーラーズが殴り込む。

キックオフのボールを受けたスティーラーズはノーハドルで探りを入れながら攻撃を進め、まずはFGで先制、3-0。
ゴール前5yまで攻め込まれながらゴールラインは割らせなかったチーフスらしい守備、
それに応えるように#11QBスミスはわずか6プレイでTDパスを決め、7-3と逆転した。

続くスティーラーズの攻めもロングパスを許しながら、レッドゾーンには踏み入らせず、FG止まりで7-6とリードを保つ。

第2Qに入っても#26RBベルのランを軸に、ノーハドルで攻撃を重ねるスティーラーズを、
ゴール前18yで押し留め、FGで終わらせ、9-7。

逆転された直後のシリーズ、プレッシャーからQBスミスがINT、
ゴール前5yまで攻め込まれるが、#29SSベリーがINT、またしても守備がゴールラインを死守した。

しかし攻撃陣は糸口をつかめず、さらにFGを奪われ、12-7で前半終了。


第3Q、チーフスの攻撃ではじまるが、3&OUT、
ラインが押せていないため、パス・プロテクションが保てず、QBスミスにプレッシャー、ランもヤードが稼げない。

一方、スティーラーズはラインが穴を開けるのを待つ形でRBベルが駆け込んでいき、ゲインを重ねていく。
エンドゾーンには至らないがここでもFGを重ね、15-7と点差を広げていく。
スタジアムにはチーフスのフラストレーションを現すかのように白い霧が舞い降りてきている。

パントで押し込み、ようやくスティーラーズの攻撃を3&OUTに。
スティーラーズ46yといういいポジションからボールを進めるチャンスを得るが、
レシーバーの落球、反則での罰退でFGにこぎつけるのがやっと、15-10。

第4Qにまたいでスティーラーズにふたたびレッドゾーンに踏み入られるが、
チーフス守備はQBサックでこれを退け、ここもFGに押し留めた、18-10。

残り9:49、チーフスの攻撃がようやく実りを見せる。
13プレイ、7:06、最後は#32RBウェアが1yを駆け抜けた。
ここで同点を狙い、2ポイント・コンバージョンへ、
QBスミスのパスが#84TEハリスの手に収まったが、ホールディングの反則で帳消し。
10y退いての再挑戦、しかし女神は二度、微笑むことはなかった、18-16。

残り2:43、2ミニッツ・ウォーニングと1つのタイムアウトを残していたチーフスには、
試合時間はたっぷり残っていた、といってもいい。

しかし反則で同点を逃すというシーンを目の当たりにした守備陣にボールを止める気力も体力も残っていなかった。
3rd&3に追い詰めたものの、#84WRブラウンに19yのパスが通り、ボールを奪い返すことなく、試合終了を迎えた。

RBベルは170yを走り、ボール保有時間はスティーラーズ34:13、チーフス25:47、
この数字が彼らの疲労度を物語っているといってもいい。
完璧なボール・コントロール・オフェンスを展開したスティーラーズはTDこそ奪えなかったが、
4人目の「キラーB」、#9Kボスウェルによるポスト・シーズン記録の6つのFGで勝利を収めた。

#3スティーラーズ○ 18-16 ●#2チーフス


番狂わせのなかったWildcard Playoffだったが、
地区優勝同士の対決となったDivisional Playoffでは2つのアップセットが生まれた。

奪えるときに得点を奪い、ミスをしたほうが敗れていく、
誰もが理解している典型だが、それを熟知しているのはフィールドを走るプレイヤーであり、
サイドラインに立つコーチ陣だろう。

スーパーボウルへあと一戦、ナニかがなければ勝ち上がれない、そんな戦いが続く。

Are You Ready for Some Football ?


話題の商品がお得に試せる【サンプル百貨店】
ポチっと≪海外一人旅ランキング≫をチェック!★



Wildcard Playoff 2017 [Sports]

playoffs.jpg

元旦の記事からこっち、ブログのUPが滞っており、すみません。

なに? いつものことだって?
年末になんとか「シンガポール滞在記」を上げたので、ひと安心してしまい、
筆の遅さに拍車がかかっております、拍車かかれば早くなるはずなのに。

そんななか、正月休み明けからはじまる各旅行会社の「初売りセール」を手ぐすね引いて待っていたんですが、
2017年の初売りは不作、こと「航空券」に限ってのことですが。

三が日明けて以降、期待を寄せて各社のサイトを見回る連日だったんですが、安いデモノはツアーばかり。
ここ数年はJTBの「福春セール」で「ソウル便1,000円」のチケットで飛ぶのが恒例だったんですけど、
今年はその売出しもナシ、というかソウル便全般安くなく、その他の方面でも触手が動くものはなし・・・。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2016-01-19 2016福春セール
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-02-17 2015福春セール
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-01-21 2014福春セール

2017年の始動が決まらないなあ、と思っていると「チェジュ航空」のメルマガでセールのお知らせ。
「片道500円」というプロモーションに飛びつき、7,9,11月と3本のソウル便チケットをバカ買い。
だって一枚の総額が5,280円ですぜ、大阪に行く深夜バスのような値段ぢゃないか。

その後、HISの系列会社「サプライス」が正月プロモを展開していたので、
ここで6月のチケットのシンガポール行きをゲット、中国国際航空のやたら安いや~つ。
昨年も同じフライトで飛んでいるので安さ優先、北京乗り継ぎだがためらいナシ。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2016-06-17 Fly to SIN by CA
キャッシュバックがー2,000円、1月限定クーポンがー3,000円で総額2,5万円って、LCCより安いや~つ。

とまあ、寒い中、テニスに励みつつ、夏以降の旅だけが決まっていく正月なのでありました。

NFL-Bracket-wildcard.jpg
いずれにしろ1月はNFLのポスト・シーズンなので、TVに齧りつき、旅には出られないのです。
1月1日にレギュラー・シーズンが終了、翌週末の1月7日にはプレイオフがはじまり、
「Win or GO HOME」一戦必勝のトーナメントで2月5日に行われるSUPERBOWLへのチケット争奪戦がはじまります。

ポスト・シーズンの恩恵を受けるのは2カンファレンス、4つのディビジョンの「優勝チーム」に加え、
勝率上位2チームが「ワイルドカード」としての出場権を得ることができるだけ。
32チームからわずか12チームしか駒を進めることができないわけですね。
勝ち残ったチーム同士、必然、1年でもっとも質の高いフットボールを観られる時期なのです。

OAKatHOU-wild.jpg

WILDCARD Weekendは現地時間1月7日、まずはAFCからキックオフ。

#5 Oakland RAIDERS @ #4 Houston TEXANS by ESPN
http://www.nfl.com/gamecenter/2017010700/2016/POST18/raiders@texans?icampaign=GC_schedule_rr#menu=gameinfo&tab=videos

AFCサウス優勝のテキサンズがワイルドカードのレイダーズをホームで迎え撃つ。

テキサンズのホーム『NRG Stadium』は2014年に名称変更、
未だ『Reliant Stadium』といったほうが馴染みがあるかもしれない。
ダウンタウンからは少し距離があるものの、すぐ隣に世界初のドーム球場『Astorodome』、
反対側には練習フィールドとトレーニング・センターが併設されているという抜群の環境。
NFL初の開閉式屋根を持つこのドーム・スタジアムは2月5日に行われる第51回スーパーボウルの会場だ。

スーパーボウル出場のブロンコス、パンサーズがともにプレイオフに出られないという事態の裏で、
今シーズン、もっとも周囲を驚かせたのがレイダーズとカウボーイズでしょうね。

そのレイダーズの快進撃を支えたのは2006年までテキサンズで活躍したデビッドを兄に持つQBデレック・カー。
ところがW16のコルツ戦で深刻なケガを負い、シーズンアウト。
彼を欠いたチームはW17で破れ、AFCウェストの地区優勝をチーフスにさらわれ、
プレイオフ初戦の「ホーム開催権」を失い、シード5位に甘んじ、ヒューストンへ乗り込むことに。
攻撃の主軸を失った上にアウェイの闘いとあまり好ましくはない条件で14年ぶりのプレイオフを迎えることに。

一方、ホームのテキサンズは強固な守備陣を軸に勝ち上がってきたが、
シーズン終盤に守備の中心DEのJ.J.ワットを故障で欠き、彼抜きのプレイオフに一抹の不安が残る。
重ねて「スーパーボウル開催地のチームは出場できない」という、NFL不朽のジンクスが最大のライバルだ。

10対0、20対7と堅牢な守備を支えにテキサンズがゲームをリードする。
レイダーズのルーキーQBクックにはプレイオフ・ゲームは荷が勝ちすぎか、
1TDは上げたものの、3INTと仕事をさせてもらえず、27対14と差が縮まることなくジ・エンド。
12勝を上げたチームにしては悲しいシーズンの幕引きとなった。

一方のQBオズワイラーは168y、1TDと中庸な成績、評価点はミスをしなかった部分ぐらい。
ブロンコズから鳴り物入りでテキサンズにやって来たがNFLのエースQBレベルに達しているとは言い難い。
それでも昨シーズンに完封負けしたプレイオフ初戦の憂さを晴らしたことは事実、
スーパーボウル初出場への希望、NFL初のジンクス破りの可能性を繋いでくれた。

#5レイダーズ● 14-27 ○#4テキサンズ

DETatSEA-wild.jpg

同じく7日、NFCも続けてキックオフ。

#6 Detroit LIONS @ #3 Seattle SEAHAWKS by NBC
http://www.nfl.com/gamecenter/2017010701/2016/POST18/lions@seahawks#menu=gameinfo%7CcontentId%3A0ap3000000771194&tab=videos

シーズン終盤に調子を崩し、最終戦ではパッカーズに敗れ、地区優勝を逃したライオンズ、
3連敗で終えたレギュラー・シーズンは決していいエンディングとはいえないが、
レッドスキンズ、バッカニアーズもともにコケたことで6位のシートが転がり込んできた。

5年連続2桁勝利とプレイオフをものにしているスーパーボウル常連のシーホークス、
リーグ3位の被失点を誇る守備は一戦必勝のプレイオフでやはり頼りになる。
RBリンチが退き、ラン・アタックに不安要素を抱えていたが、RBロウルズが成長途上で光明が。


第1Qは互いに探り合いの展開、パントの応酬が重なる。
第2Qに入り、シーホークスがTDパスとFGを重ねるとライオンズもFGを返し、10対3で前半終了。
ライオンズの前には強固な「The Legion of Boom」が立ちはだかると同時に
『CenturyLink Field』の強烈なクラウド・ノイズが悩ましい。
ロー・スコアの展開は守備がいいシーホークスの狙い通り。

後半はライオンズがまずFGを決め、10対6とおもしろい展開に。
しかしシーホークスにFG、TDを重ねられると、TDを上げることなく、19対6でジ・エンド。

ターンオーバーもなく大きな失策を犯さなかったライオンズだったが、
ラン・アタックがわずか49y、対するシーホークスはRBロウルズが一人で161yを刻んだ。
クラウド・ノイズの中、パスも通せず、ランもままならないのではゲームはコントロールできない。
攻撃時間もわずか23:21、対するシーホークスは36:39、時計がそのままスコアに現れた形だ。

ライオンズは1991年の勝利からプレイオフ8連敗、初のスーパー出場どころか、プレイオフ白星が遠い。

#6ライオンズ● 9-19 ○#3シーホークス

MIAatPIT-wild.jpg

翌8日、日曜日の対戦もAFCから。

#6 Miami DOLPHINS @ #3 Pittsburgh STEELERS by CBS
http://www.nfl.com/gamecenter/2017010701/2016/POST18/lions@seahawks#menu=gameinfo%7CcontentId%3A0ap3000000771194&tab=videos

2008年以来の勝ち越しとプレイオフをものにしたドルフィンズ、
予想を裏切った点ではレイダーズ、カウボーイズに続くチーム。
攻撃も守備成績もほとんどが平均以下ながら10勝を上げ、スルスルっと最後のシートに滑り込んできた。
強いチームは強いチームと当たる、というNFLのスケジューリングが功を奏した格好だが、
幸運だけでは2桁勝利を上げられはしない。
とはいえ、シーズン後半にエースQBタネヒルをケガで欠き、控えQBのムーアに委ねる不安と、
暖かいマイアミから寒冷地ピッツバーグでの戦いを強いられる不安が重なる。

6度のスーパーボウル・チャンピオンを誇る名門スティーラーズ、
2004年から5割を切ったことはなく、2007年就任のHCトムリンは翌年にスーパーボウル制覇、
2010年にもスーパー出場を果たし、プレイオフ出場筆頭のチームを作り上げている。

RBベルが1,268yを走り、みごと復調、ラン・アタックの不安が解消され、
ベテランQBロスリスバーガーのパスへの負担も軽減されている。
勝負強いコーチに修羅場をくぐってきたQB、勝ち味を知るコンビが一戦必勝のプレイオフでは強いのだ。


キックオフのファースト・シリーズ、わずか5プレイでスティーラーズが先制のTDを上げる。
ドルフィンズはパントに終わると、重ねて7プレイでTD、開始10分ほどで14対0に。
なんとかFGを蹴り込み、反撃のきっかけにしたいところだったが、
ロング・ドライブで3つ目のTDを奪われ、20対3(PTAキックミス)。

暗いつくためにロング・ドライブを続けたが、これもFGどまり、20対6で前半終了。

QBムーアには終始プレッシャーがかかり、攻撃の糸口を掴めないまま、時計だけが進み、
一方、RBベルは167yを走り、マイアミ守備を崩壊させた。
結果、QBロスリスバーガー、RBベル、WRブラウンの「トリプレッツ」の輝きだけが焼きついた。
ドルフィンズはラン攻撃がわずか47y、QBムーアは289yを投げはしたが、
大きく点差の開いた第4QにTDを上げるのがやっと、という印象。
30対12、一方的な展開がスコアにそのまま現れた形だ。

#6ドルフィンズ● 12-30 ○#3スティーラーズ

NYGatGB-wild.jpg

#5 New York Giants @ #4 Green Bay PACKERS by FOX
http://www.nfl.com/gamecenter/2017010801/2016/POST18/giants@packers#menu=gameinfo%7CcontentId%3A0ap3000000771572&tab=videos

リーグ2位の失点を誇る守備陣を礎にシード2位のファルコンズと同じ11勝を上げた好調ジャイアンツだが、
同地区カウボーイズが13勝で地区優勝を飾ったため、シード5位に甘んじた形でグリーンベイに乗り込む。

2011年にペイトリオッツを破り、スーパーボウルを制覇したが、
その後、徐々に星を減らし、ここ2シーズンはわずか6勝に留まっていた。
経営陣が打ち出した打開策は12年間指揮を執り、2度のスーパー制覇を果たしたHCコフリンを切り、
新HCマカドゥーが就任、完全にチームに新しい血液が流れはじめた。
燃えつきたかに見えたQBイーライは今シーズン、4,027yを投げ、輝きを取り戻し、2桁勝利を刻んだ。

ただし前述のドルフィンズ同様「スケジューリングの妙」という点も否めないが、
10勝と星で下回るパッカーズのホームに乗り込み、そのことは証明されるだろう。

パッカーズはシーズン終盤を6連勝、最終戦の直接対決でライオンズを下し、NFCノース地区優勝を飾った。
12月に圧倒的な強さを誇るのはグリーンベイというホームでの強さと同時にチーム運営の巧さ、
2009年以降勝ち越しとプレイオフを続けるチームはシーズンの戦い方を知っているのだ。

そんなチームに不測の事態、RBを続けてケガで失い、2年目のWRモンゴメリーがその穴を埋めることに。
ラン・アタックに不安を抱えるホームチームがラン守備3位のビジターと対峙することに。


お互い攻撃の糸口を探りながら前半が進んでいく。
レシーバー陣にタレントを抱えるジャイアンツがFG2本で6対0とリード。
静かに前半を終えるはずもなく、パッカーズは31yロングパスを通し、これをTDに繋げ、7対6と逆転。
さらに前半終了間際、QBロジャーズが投げた「ヘイル・メアリー・パス(マリア様お願いパス)」が、
スッポリとWRコブの手中に。
誰もが7対6と僅差の折り返しかと思っていたスコアは一瞬の隙に14対6に変わった。

後半、ジャイアンツが反撃の狼煙、QBイーライの41yTDパスが通った、
しかしここでなぜかキックを蹴り込み、14対13に。
2ポイント・コンバージョンに挑み、同点を狙わなかったのか、謎が残る、
同点の可能性があるならそれに賭けるべき、1点差も2点差も同じなのだから。
こういう小さなミスが一戦必勝のプレイオフでは致命的になるのだ、
ロジャーズの「ヘイル・メアリー」が決まったように可能性ある限り、挑まなくてはプレイオフは勝てない。

結局、この「1点差」に縛られたまま、TD、FGを失い、傷口を広げ続け、38対13で終わった。

#6ジャイアンツ● 13-38 ○#3パッカーズ

super_bowl-51.jpg
波乱の多い「ワイルドカード・プレイオフ」だが、今年はホームチーム=シード上位が順当に勝ち残る結果に。
翌週、彼らはシード1、2位のホームに乗り込んでいく挑戦者になる。

スーパーボウルへの道のりは険しいのです。

Are You Ready for Some Football ?


話題の商品がお得に試せる【サンプル百貨店】
Blog Ranking≪旅行部門≫をチェック!★