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Phenomenon of Surprise @Bangkok [Thailand (Bangkok)]

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12月7日 -Day6-

今朝も昨日と同じ「ガパオ」を食べていた。

宿の誰かが買い出しに走るので、自分でも近所で食べることができるシロモノなのだろうが、
それよりも時間も荷物も身なりも気にせず、安宿のテラスで食べられるのが大いに気楽なのだ。

結局、昨日は大型スーパー・マーケットで滞在中の飲み物やスナックを買っただけで部屋に戻っていた。

日曜日の人の多さに閉口し、シッポを巻いて帰ってきていた、もう少しでキャンキャンと鳴いていたかも。
実はバンコクに来てから悔いていた、初踏破のチェンマイにもう少しいればよかったと。
7日間の滞在日程をチェンマイx3泊、バンコクx3泊とバランスよく振り分けたのはチョト失敗、
国内線をおさえてしまったのがアダで、配分を変えることもできず、流れのまま、バンコクにいた。

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到着時は闇に包まれていてわからなかったが、この辺りは「サービスアパート」や「月貸し」の部屋が多い。

路地にはやたらとキロ単位で請け負う洗濯屋さんやランドリー・コーナーが軒を連ねていて、
歩いていると「部屋貸します」「ルーム・レント」の張り紙や表示が目に飛び込んで来る。
観光客は少なく、落ち着いた雰囲気で地元感があり、居心地はよかったのだが、
地元商店や食事をするような場所が少なく、ちょっと気落ちしかけていた。
ところが夕方にはその気分は霧散、いやそれどころか、高揚さえするほど印象が変わっていた。

到着時、駅から宿への位置関係がわからず、遠い出口から歩いてしまい、大回りしたようで、
住宅密集地に関わらず、不自然な空き地を過ぎたりして、結構歩くなあ、などとツブやいていた。
一夜明けるともっと手前かの路地から別の駅出口へ向かえることが分かったのだが、
実はこの遠回りはマイナスではなく、偉大なる発見を生み出すことになった

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巻いていたシッポを伸ばしつつ、宿に戻る途中、その空き地に差し掛かると人が集まっていた。

空き地だったはずの場所には屋台や露店が出現し、臨時のマーケットが広がっていた。
陽が落ちた頃からポツリポツリと灯りをともすように店が開きはじめ、地元の人たちが集ってくる。

揚げものの油が舞い、蒸しものの湯気が躍る、不揃いだが新鮮な野菜が買われていき、売り子の声が響く、
鍋をかき混ぜるノイズと争うように安いスピーカーからはタイの歌謡曲が流れてきている。
なにもなかった空き地がすっかりエネルギッシュなライブ会場に変貌していた。

異国のマーケットはさながら日本のお祭りの屋台や出店にも思える。
知らない食べ物は片っ端から齧りつきたくなるし、心が躍ってしまうのは自分だけだろうか。
暗くなって店が出揃うとこんなに人がいたの、というぐらい辺りは活況を帯びていた。


「写真撮らせて~」カメラを指さし、そう告げると、
「こんなもの撮ってどうするの?」とか「ほらほらモデルさん」と隣りの店主にからかわれたりとか、
笑顔のリアクションが楽しい、一眼レフを仰々しく突き出しているので、その効果かもしれない。
「店番をしな」と言いつけられていた男のコにカメラを向けると目線を外したが、その瞳は笑っていた。
切り売りのフルーツを買って帰ることに、なにせここにいると買い食い、無駄遣いが止まらないのだ。

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「共用の冷蔵庫が下のロビーにあるわよ。あとコーヒーと紅茶もどうぞ」

金魚袋入りのフルーツをブラ上げ、戻ると、他の客を案内してた女性スタッフがそう教えてくれた。
残念ながらコーヒーはインスタントだったので、触手は伸びなかったが、
そんなホスピタリティがうれしい、古びた宿でも気遣いがあるだけで各段に居心地がよくなるのだ。
この宿、朝食付きでも驚きの値段なのだが、ベッドメイクもしてくれることがさらに驚きだった。
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のんきな朝食を終え、熱い時間はエアコンの効いた部屋で凌ぎ、午後の遅い時間に出かけた。

『パンテッププラザ』や『プラティナム』を歩いたがどの店も同じ品揃えで、掘り出し物はなく
ただエアコンが恋しくなっただけだった。
この日は夕食の約束をしていた、タイのトモダチではなく、
ソウルのホステルで出会ったヴェトナム系デンマーク人となぜかバンコク。ミーティング。
MBAを勉強するため、学校に通っているらしい、バンコクはMBA関連の学費がものすごく安いという。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-02-20 旧正月の鍾路

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「地元の友達においしいレストラン、教えてもらってきたわ。
 わたし辛いの苦手だから辛くなくておいしい店を。タイスキとヤキニクのMIXでもいい?」

「モンダイナシ」

タクシーを拾い、レストランを目指す。
彼女曰く「BEST BEEF」という店で地元では有名らしいのだが、ドライバーがその店を知らない。
店名しかわからないので友達に電話などしながらタクシーは迷い続けた。


「あ、この辺だわ」

電話口の友達に指示をもらっていた彼女が、唐突にドライバーにクルマを止めさせた。

「来たことある店なんじゃないの?」

「地元の友達に連れてきてもらったから、漠然としか覚えてないの」

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反対車線で降りることになったので、通りを渡り、店に入った。
タイスキ=スティームボート=寄せ鍋、ブッフェスタイルで好きな具を取る食べ放題のスタイルだ、
日本の寄せ鍋と異なるのは肉を焼く鉄板が鍋の中心にあり、鍋と焼肉の両方を楽しめるようになっている。
肉を焼いている間に鍋も煮えはじめたが、彼女はナニカが引っかかっているらしかった。

「どしたの?」

「う~ん、なんかメニューとか、店員の感じとかが違う感じなのよね」

「でもここなんでしょ?」

「うん、住所もここだし。でも鍋とかコンロの感じとかが前に来た時と違うのよ」

「まあ、いいんじゃない? こうして楽しく食べてるし」

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ソウルからヨーロッパまで話は膨らみ、デザートまで平らげたお腹も充分に膨らんでいた。

「食後のコーヒーでも飲みに行く? とりあえずサイアムまで戻ろっか」

そういって会計を済ませ、通りでタクシーを拾うと、オドロキの情報が目に飛び込んできた。

「あれ? ここじゃないの? 『BEST BEEF』ってカンバンに書いてあるよ?」

「あ・・・ホントだ」

「あはははは」

「え、わたし違う店、案内してたの? ヤダ、ものすごく恥ずかしい」

「あはははは。メニューが違うとか、鍋が違うとか、記憶は確かだったんだ」

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確かに食べた店は一人199B、WEBにあった「BEST BEEF」より安めの料金であった。
友人の指示で近くまで来ていたのだが、似たような他の店で食べていたようだ。

「えー、どうしよう、恥ずかしすぎるわ。有名店案内する、って息巻いていたのに」

「なんなら入り直そうか?」

有名店の横をタクシーは事もなげに通り過ぎていった。


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